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ダイムラー・トラック、全米自動車労組と合意に達し、米国でのストライキを回避

ダイムラー・トラック DTGは金曜日、全米自動車労組((UAW))に代表されるアメリカ南部の6つの施設で働く7,300人以上の時間給労働者と新たな労働契約に合意し、11時でのストライキを回避した。

「UAWのショーン・フェイン会長は、同社の工場があるノースカロライナ州シャーロットからYouTubeに深夜出演し、「何カ月もの間、我々は、記録的な利益は、譲歩のない記録的な契約を意味するはずだと言ってきた。

「我々の決意と連帯が実を結んだ」と、労働者がまだ批准しなければならない暫定協約について語った。

フレートライナー、ウェスタン・スター・トラック、トーマス・ビルト・バスを製造するダイムラー・トラックは、) 土曜日の午前0時(東部標準時)(0400 GMTから始まるストライキの可能性に直面していた。

ダイムラー・トラックは声明で次のように述べた:「ダイムラー・トラックは声明で、「UAWの組合員は...今後、新契約に対する投票を求められる。

現在の自動車メーカーであるメルセデス MBGから分離独立したドイツのトラックメーカーでの契約は、アラバマ州にあるメルセデスの組立工場でUAWに加入するかどうかの投票が集計されるわずか3週間前のことである。

金曜日に行なわれたフェインの演説は、ダイムラー・トラックが遅めの譲歩を行なったため、予定より1時間近く遅れて始まったとフェインは説明した。昨年秋のデトロイト3社(ゼネラル・モーターズ、フォード、ステランティス)との交渉では、期限の脅威から各社がスト拡大を避けるために譲歩したことが何度かあった。

金曜日の取り決めでは、ダイムラー・トラックの労働者は4年契約で最低25%の一般賃上げを受けるとフェイン氏は述べた。これはデトロイト3社の労働者が受け取った賃金と同額である。

この協約が批准されれば、組合員は直ちに10%の賃上げを受け、その後6カ月後と12カ月後に3%の賃上げを受けることになるとフェインは述べた。

また、インフレを相殺するための生活費調整と、ダイムラー・トラックで初めて導入される利益分配も受けられるほか、バスを製造する労働者の賃金が大型トラックを製造する労働者の賃金を下回っていた賃金階層も廃止されるという。

トーマス・ビルトの最も賃金の低い労働者は時給8ドル以上、同部門の一部の熟練工は時給17ドル以上の引き上げとなる、とフェイン氏は述べた。

また、雇用保障の強化や安全衛生手当の改善も盛り込まれているという。

ノースカロライナ州の4工場とジョージア州、テネシー州の部品倉庫で働くダイムラー・トラック労働者の約96%は、3月にストライキを承認する投票を行なっていた。

労働組合はまた、労働者の権利と連邦労働法の違反、誠実な交渉を怠ったとして、同社を不当労働行為で米国全国労働関係委員会に告発していた。

昨年秋のデトロイト3社との取引以来、UAWは10社以上の自動車メーカーの非組合員米国工場((link))の組織化に力を注いでいる。

UAWは先週、テネシー州チャタヌーガのフォルクスワーゲン VOW工場で歴史的勝利 (link) を収め、アラバマ州バンスのメルセデス MBG工場の労働者は、5月13日の週に組合に加入するかどうかの投票を行う予定だ (link)。

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