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UDR、堅調な賃貸需要で通期FFO予想を上方修正

米国で賃貸アパートを展開する不動産投資信託UDR UDR は20日、東海岸の市場における安定した供給が健全な賃料の伸びをもたらしたとして、通期の調整後営業 利益(FFO)予想を上方修正した。

コロラド州を拠点とする同REITは、業績の重要な指標である2024年通期の調整後営業総利益(FFO)を、1株当たり予想2.10~2.22ドルに対し、2.12~2.24ドルと予想している。

米国の賃貸供給は依然として高い水準にある。しかし、現在供給が需要を上回っているサンベルト地域に比べ、東海岸は比較的安定しているため、REITは同地域の募集価格を小幅に引き上げることができる。

賃貸市場はまた、賃金の継続的な上昇と、現在の金利環境下での住宅ローンの月々の支払額と比較して比較的高い値ごろ感からも恩恵を受けている。

「予想を上回る雇用の増加や、記録的な高水準の吸収につながったことが主な要因です」と、トム・トゥーミー最高経営責任者(CEO)は述べた。

UDRは米国で集合住宅を運営し、21の市場で50,000戸以上のポートフォリオを有している。

第1四半期の営業利益は前年同期比2%増の60セントとなったが、アナリスト予想の61セントをわずかに下回った。

第1四半期の売上高は3.5%増の4億1363万ドルだった。

同社の株価は、延長取引では比較的横ばいだった。

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