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市場はFOMC待ち ドル利下げ確率低下中?またはサウジ原油の影響+カナダ・ドル高か?(執筆:ひろぴー)

ロング
NYMEX:CL1!   軽質スイート原油(WTI)先物(当限つなぎ足)
市場はFOMC待ちでしょうか?
市場の利下げ確率は依然として高く、実際に0.25%の利下げが実施されてもドル売りにはなりにくいでしょう。

ドル円はすでに108円に乗せており、FOMCを控えつつも堅調です。
サウジアラビアで原油掘削所が爆撃をされました。それを受けて55ドルだったものは62ドルで推移をしております。
リスクオフ要因なのですが、これらのコモデティ高を受けて、インフレ率の増加→利下げが遠のく!?の思惑より、ドルが買い戻されているのかもしれません。

一連の流れを受けて、カナダドルが堅調です。
ドルよりも堅調な動きが見られるため、他の通貨と比較してもトレンドが出ております。
今日はドルカナダでチャート分析をしてみました。

1.3130〜1.3350ゾーンでしょうか?
200pips強の狭いレンジで2ヶ月近く推移をしております。
しかしながら、今回のFOMCを受けて市場の見通し通り、利下げ、さらに来月も利下げとなった場合、政策金利は、米国が1.75%になります。現在のカナダの政策金利は1.75%ですので、金利差の影響がなくなるのですが、逆にこの原油高を受けるとカナダ・ドルのインフレ率は高まり、消費者物価指数は2.0%を堅調に上回ることになるでしょう。

現にここ数ヶ月は2.0〜2.4%で推移することが多かったカナダの消費者物価指数(前年同月比)です。利上げの理由を十分満たしているでしょう。
世界が利下げサイクルに入る中、カナダ・ドル高に妙味があるのではないでしょうか。
4時間足に時間軸を下げます。


1.3212前後にサポートラインが引けます。
FOMCを控えているので、値動きはまだ荒くなる可能性がありますが、明日NY時間午前中まで余裕があるとすれば、短期的にトレードができるかもしれません。

直近のサポートラインをバックに買指値を準備したいと考えております。
ストップは1.3130割れでしょうか?

80pipsぐらい損切り幅に設定しますので、利益確定は+120pips前後を狙いたいと考えております。
第一ターゲットは直近高値の1.3287前後ここの手前に少し利食いを置き、ここをブレイクする前提で次のターゲットを1.3382の手前までを考慮したいと思います。
日足で見てもまだレンジ相場のど真ん中です。
上値の伸びに苦しんだ場合は、少しの含み益でも確定して利切りの選択肢も残しながらのトレードとなりそうです。
またはFOMC後から参戦もありでしょう。しばらくドルカナダやカナダクロスには注目してみたいと思います。

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