今週の振り返り
今週は高値・安値切り下げの4週連続の下落となり、ついに10%を超える下落で調整局面入りしました。週足でみると長い下ヒゲのローソク足で、5,500付近で買いが入った動きでした。調整局面入りした週に底打ちすることも過去には4回ありましたが、今回そうなるかどうかは過ぎてみないとわかりません。
トランプ砲への中国や報復関税やカナダの電力輸出に25%の追加料金など今週も貿易戦争が賑わせて、株式市場は下落しました。週明けすぐから下落し7日出来高加重移動平均線の下で推移し続け、弱い値動きが示されています。3月13日(木)まで下落を続け、5,500の節目付近まで下がりました。
先週末時点では「下がる場合は3月7日(金)の安値5,673付近で値止まりできるかが確認ポイントです。止まれれば安値切り上げで少しずつ上昇を試せる。5,673を下回ると次は5,610付近に切り下げとなるか。」と書きました。しかし、5,610でも止まらず5,509まで下げました。トランプ砲の威力はいまだ強くポジションを落とす動きが続いているのでしょうね。
ごく短期的には勢いよく下がったため、私が見ているボリンジャーバンド(特殊設定・チャート外)では-2σを下回るほどの下落で、下がりすぎな水準です。CPIやPPIは予想下振れのヘッドラインで良好な結果でしたが、指数は下落しました。インフレ鈍化では上昇するには弱い材料だったと見られ、トランプ砲への不安のほうが相対的に影響が大きい印象です。
3月14日(金)には目立ったトランプ砲がなく、5,509から反発しました。長めの陽線で底打ちの兆しが示されました。終値でみると7日出来高加重移動平均線の下かつ3月12日(水)の高値も上回ることができていないため、ボックス(水色)圏内でのリバウンドに留まっています。下落のときの出来高は多く、反発の出来高は下落より薄いことも踏まえると反発は弱かった印象です。
今は下降トレンド中のリバウンドで、次週はここから登っていくかどうかが次週の焦点でしょう。フィボナッチ23.6%を上回り、3月12日(水)の高値を上抜けることが、本格的な反発への条件と思います。この下落トレンドではトランプ砲ひとつで下げてきたため、次週もどんなトランプ砲が撃たれるかに掛かっている難しい環境ではないでしょうか。
次週のシナリオ
①上昇する場合
リバウンドを続けるなら短期的には黄色のボックスゾーン5,750~5,850までの上昇を見込める可能性があります。まずはフィボナッチ38.2%の5,760付近が最初のトライポイントです。
フィボナッチ38.2%を上抜けることができると次はフィボナッチ50%が目処です。200日出来高加重移動平均線もゾーン内にありレジスタンスラインとして機能するか、200日出来高加重移動平均線を越えていくかがキーポイントです。
上記はいずれも出来高が厚くなる価格帯のためレジスタンスになりやすいことは頭に入れておきたい。
②下落する場合
リバウンド続かず下がる場合は5,500のサポートを再度テストします。
5,500を下抜けた場合は5,350前後まで下落する可能性があります。
今週は高値・安値切り下げの4週連続の下落となり、ついに10%を超える下落で調整局面入りしました。週足でみると長い下ヒゲのローソク足で、5,500付近で買いが入った動きでした。調整局面入りした週に底打ちすることも過去には4回ありましたが、今回そうなるかどうかは過ぎてみないとわかりません。
トランプ砲への中国や報復関税やカナダの電力輸出に25%の追加料金など今週も貿易戦争が賑わせて、株式市場は下落しました。週明けすぐから下落し7日出来高加重移動平均線の下で推移し続け、弱い値動きが示されています。3月13日(木)まで下落を続け、5,500の節目付近まで下がりました。
先週末時点では「下がる場合は3月7日(金)の安値5,673付近で値止まりできるかが確認ポイントです。止まれれば安値切り上げで少しずつ上昇を試せる。5,673を下回ると次は5,610付近に切り下げとなるか。」と書きました。しかし、5,610でも止まらず5,509まで下げました。トランプ砲の威力はいまだ強くポジションを落とす動きが続いているのでしょうね。
ごく短期的には勢いよく下がったため、私が見ているボリンジャーバンド(特殊設定・チャート外)では-2σを下回るほどの下落で、下がりすぎな水準です。CPIやPPIは予想下振れのヘッドラインで良好な結果でしたが、指数は下落しました。インフレ鈍化では上昇するには弱い材料だったと見られ、トランプ砲への不安のほうが相対的に影響が大きい印象です。
3月14日(金)には目立ったトランプ砲がなく、5,509から反発しました。長めの陽線で底打ちの兆しが示されました。終値でみると7日出来高加重移動平均線の下かつ3月12日(水)の高値も上回ることができていないため、ボックス(水色)圏内でのリバウンドに留まっています。下落のときの出来高は多く、反発の出来高は下落より薄いことも踏まえると反発は弱かった印象です。
今は下降トレンド中のリバウンドで、次週はここから登っていくかどうかが次週の焦点でしょう。フィボナッチ23.6%を上回り、3月12日(水)の高値を上抜けることが、本格的な反発への条件と思います。この下落トレンドではトランプ砲ひとつで下げてきたため、次週もどんなトランプ砲が撃たれるかに掛かっている難しい環境ではないでしょうか。
次週のシナリオ
①上昇する場合
リバウンドを続けるなら短期的には黄色のボックスゾーン5,750~5,850までの上昇を見込める可能性があります。まずはフィボナッチ38.2%の5,760付近が最初のトライポイントです。
フィボナッチ38.2%を上抜けることができると次はフィボナッチ50%が目処です。200日出来高加重移動平均線もゾーン内にありレジスタンスラインとして機能するか、200日出来高加重移動平均線を越えていくかがキーポイントです。
上記はいずれも出来高が厚くなる価格帯のためレジスタンスになりやすいことは頭に入れておきたい。
②下落する場合
リバウンド続かず下がる場合は5,500のサポートを再度テストします。
5,500を下抜けた場合は5,350前後まで下落する可能性があります。
免責事項
これらの情報および投稿は、TradingViewが提供または保証する金融、投資、取引、またはその他の種類のアドバイスや推奨を意図したものではなく、またそのようなものでもありません。詳しくは利用規約をご覧ください。
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