RYUJI_NAKAYAMA

EURUSD オプション(1.16000)が意識されるか

ロング
FX:EURUSD   ユーロ/米ドル
日足ベースの800MAに向かう最終局面にいるユーロドル。

大きな流れは800MAに戻る(ドル高方向)で、米国経済指標の好結果も追い風。
昨日のADP雇用統計の結果は予想を大きく上回り、明日の米雇用統計の結果も良い内容が見込まれる。米国金利も1.500を超えてさらに上昇を続けており、やはりドル高方向に追風。


米国債10年利回り(日足)


また明日から中国勢も連休明けで戻って来ますし、何といっても一番の注目は明日21:30米雇用統計かと思います。もちろん基本的には売りを仕掛けていきたい場面ですが、本日の値動きとオプションの情報を見るとおいそれと売りにくいかなと思っています。


EURUSD(15分足)

ユーロドルを15分足で見ると、5日(火)と6日(水)はアジア時間の早朝にピボット(P)に触れてから下落(ロンドン・NY時間はタッチせず)しています。
5日ISM非製造業景況指数、6日ADP雇用統計があり、ISMの予測は前回値より悪かったものの、チャートを見ると相場の期待感としてはドル高方向だったのかなと思います。

本日はPを中心にほぼ横ばいの状況で、明日、中国勢が戻ってこないとまだ何とも言えない部分はありますが、1.16000から上に8日(金)、12日(火)期日の大きめのオプションがいくつか設定されているので、このオプションの影響が出ているのではないかと思います。実際に、米国金利は上昇していますが通貨自体は、ややドル安方向に動いていますし、流動性が落ちている中でオプションの影響がやや勝っているのかなと。

そういった点を考えると、明日の雇用統計で予想通り前回よりも良い結果が出て、ドル高方向の圧力が強まったとしても、発表をやり過ごした後には、1.16000を目指して上昇していく可能性が高いのではないかと考えています。やはり月末の急落で乗り遅れた参加者が多いと思われますし、売りたい中で仕掛けやすい場所まで戻ってくるのを待っていると思います。

EURUSD(15分足)

さらに来週12日(火)期日の大きめのオプションが1.16150にもありますし、週明けもしばらく1.16000付近に停滞するのでは。。
こういった理由で、大きな流れは800MAに戻るドル高方向ではありますが、勢いよく売っていくことは出来ない状況かなと思っています。

もし仮に、明日の雇用統計の結果を受けて、直近の安値(1.15300)を切り下げてくるようであれば、その他のドルストレート(特にUSDCHF)や米国金利、ダウなど追い風の情報を見ながら売りを仕掛けてサッとやめる。

明日の雇用統計の際に、どの位置にいるかはまだわかりませんが、雇用統計をやり過ごした後に、ピボットポイントなど場所の情報を超えていけば買い方向で1.16000まで仕掛けたい。
ただし、追い風を確認してから仕掛けて、週末でもあるので長くホールドせずにサッと手仕舞いするようにしたいですし、やはり本命は戻り売りなのでタイミングが合わなかったり、仕掛けにくいと思えばスルーして1.16000からの売りに乗れるように準備したい。








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