時間足の倍率、ローソク足の倍率の話 その2

ユーロ/ドルの15分足と4時間足のチャートに、日足を重ねてみました。

5分足だと、日足を完成させるのに、288本、15分足だと96本、4時間足だと、6本必要です。

シミュラクラ現象という、3つの点が集まると、顔に見えるという現象がありますが、ローソク足の本数が集まれば、チャートパターンの様に、見えてしまうことがあります。

そのため、例えば、5分足のダブルトップという根拠だけで、日足の上昇の流れに逆張りをしてしまうことが、起こりえます。

5分足のダブルトップは、日足という1日の流れの中では、たかだか、数分の1の動きだったりします。
スナップショット

また、短期足を近視眼的に見てしまうと、あまり意味のないところにラインを引いて、ブレイクしたと思って、飛び乗って、高値掴み安値掴みをしてしまうことがあります。

長期足が良くて、短期足が悪いという話ではありません。
エントリーの精度を高めたり、リスクリワード比率を高める為に、短期足を見ることも、必要だと思います。

ただ、「木を見て森を見ず」になると、無駄なトレードが増え、資産とメンタルをすり減らす原因にも、なりえることを、自戒をこめて、記しておきます。




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