OANDA:EURUSD   ユーロ/米ドル
4H足で分析。直近の状況は、11月上旬に短期線が長期線を上抜け、その後安定してじわじわと上昇している上昇曲面である。
この背景は、春先からのドル高が、米金利の下落見通し、インフレ対策による米経済減速懸念からのドル安に向かっていることによる。
しかし、今年のユーロドルは、本来、各国のコロナ対策制限解除による経済活動活発化から、ユーロドルの上昇を見込んでいたところ、ロシアウクライナ間の紛争により、大きな下落に転じたものである。
ウクライナ紛争が、欧米の武器供与により、出口が見えず混迷を深める状況が長期化すれば、ボディブローの様にじわじわと欧州経済に影響を与える。
経済低迷による資源安から、例えインフレが収まるとしても、欧州経済の頼みの綱は米であり、ドル需要は依然残ることからユーロとドルの関係を考えると、ドル>ユーロが継続する。
欧米はロシアへの経済制裁からロシアが撤退することを狙っていたが、既に失敗に終わり、紛争は出口が見えない状態である。
また、ウクライナからのロシア国内基地への攻撃が続けば、ロシアが核兵器を使用する懸念も依然としてある。
長期的に見れば、上昇は限定的と捉え、下落方向で見ていきたい。
チャートのラインでは、1.0599から1.0618に抵抗があり、ここを超えることが出来るかどうかが重要だと思っているので、ここでショートを取り(スワップも有る為)暫く持ってもいいと思う。



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