TradingView
Nekko
2018年5月29日午後3時48分

FXBTC 様々な手法から多角的に分析 教育

FX Bitcoin / YenbitFlyer

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今日はインジケーターの説明をメインに行います。

(フィボナッチリトレースメント)

まずはフィボナッチリトレースメントを使った分析をしていきます。

フィボナッチリトレースメントは単に「フィボナッチ」「リトレースメント」という言葉で使われたりします。
私は数学的な言葉はより厳密に使用していくべきで、そうでないと誤解を与えかねないと思っています。

フィボナッチだと、
世の中には色んなフィボナッチ数を使ったものがあります。
誤解を避ける為、
以降はリトレースメントを用います。

<リトレースメントの定義と使い方>
TradingViewの解説ではこのように記載しています。

[url=tradingview.com/wiki/Fib_Retracement ]tradingview.com/wiki/Fib_Retracement

両方とも一読しただけでは分かりづらいと思うので直感的な表現をします。

ある一点とある一点(多くは安値と高値)を結んだチャート上では
"ある比率"のところ
レジスタンスライン(抵抗帯)、サポートライン(支持帯)になることが多いという現象のことです。

ある比率というのが
23.6%、38.2%、50.0%、61.8%、78.6%
の5つのフィボナッチ比率であり
マーケット心理としては意識される箇所になります。

使い方としては「61.6%に来たから反発だな」といったふうに使います。

<分析>

画像をみて頂ければ、リトレースメントで反発または支持を受けているのがみて取れると思います。



(一目均衡表)

まずは一目均衡表がどのようなものかを簡潔に説明していきます。



基準線、転換線、先行スパン上限、先行スパン下限、遅行線(遅行スパン)
からなります。

それぞれをどう計算するかですが、
基準線=(26本間最高値+26本間最安値)÷2


転換線=(9本間最高値+9本間最安値)÷2

先行スパン上限=基準線と転換線の中値を26本先にずらしたもの

先行スパン下限=過去52本間の最高値と最安値の中値を26本先にずらしたもの

遅行線=ローソク足終値を26本前にずらしたもの

そして先行スパン上限と先行スパン下限で囲まれた部分を
通常、雲と呼びます。
チャート内では赤線と緑線で囲まれたエリアです。


これはローソク足のみの状態から
ご自身で一度、手書きしてみると理解が進むでしょう。



さて、
それぞれの持つ意味について説明していきましょう。


まず、
基準線は、その名の通り相場の基準となる線で、
転換線は、相場変化(転換)を早めに感じ取る為の線です。


転換線が基準線より上にあれば買い、
転換線が基準線より下にあれば売りの局面と判断することが多いです。

そして、雲が支持帯、抵抗帯の働きをします。
雲の暑さも関係します。
雲が薄ければ抜けやすく、厚ければ抜けずらく跳ね返されやすくなります。


また遅行線が日々線(ローソク足)より上にあれば上昇
下にあれば下降局面を示唆します。

<分析>


ここで相場上昇局面の一目均衡表の状態を挙げてみます。

・日々線(ローソク足)が雲の上にある
・日々線が基準線の上で推移している
・転換線が基準線の上方で推移している。また日々線が転換線の上で推移していることは相場が堅調へ向かいつつあることの証左となる。
・遅行線が日々線の上にある。

日々線が雲の上にあるという1点目については、雲上で推移しており、方向感がまだ見えません。
その他の条件は全て相場上昇局面を示しています。


以上より、現時点ではロング優位で,
上昇相場に転じた可能性が否定できないことを
チャートは物語っています。


ボリンジャーバンドやエリオット波動についても基本的な説明を今後加えていきますね^_^




<あとがき>
もし以上の説明が役に立ったのでしたら幸いです。フォロー、いいね、してくださると喜びます!
より、丁寧に分析・解説していこうという意欲に繋がります^_^
コメント
Nekko
ShoujiSuzuki さん

お世話になっております!
私自身もSuzuki さんと同じく押し目、戻り売りの目安として見ていますが、あくまでも目安として使っております。
具体的に申しますと、フィボナッチリトレースメント、一目均衡表、MACDなどから、総合的にエントリー(イグジット)のタイミングを見計らい、
エントリー(イグジット)を決定するのは、ほぼ移動平均線を用いております。

それにも理由がありまして、自分が見てきた経験上でしかないのですが、どのインジケーターを使ってもダマしはあります(まさにSuzuki さんのご意見と同じく相場には絶対はないとの考えです)し、きちんとリスク管理をしていれば、どのインジケーターを使っても、
自分のルールに従っている限り、年間などの長いスパンで見ると、あまり成績に差が出ませんでした。
それならばできるだけシンプルに判断したいとの思いからです。


フィボナッチリトレースメントは相場環境も勿論影響するとは思うのですが、それ以上に扱う商品によって異なってくると感じています。
それはきっと大口がどれだけ参入しているかにもよるのかなと。
ビットコインの場合は、大口が比較的少ない(他の金融商品との比較ですが)為に、市場心理を反映しやすく、フィボナッチリトレースメントも機能しやすいのかなと今の所は思っています。
FXに関してはビットコインと比較すると海外のプロが多く参入していることもあり、機能しない事が多いのかなという感想です。
また株式に関しては、FXよりは機能しやすい印象を持っています。
ShoujiSuzuki
お世話になっております。
自分自身は、リトレースメントは押し目買いの押し目位置や戻り売りの戻り位置の目安を付けるために、
直近のサポートレジスタンスの水平線と25SMAの位置と合わせて図り、エントリーとエグジットの根拠として使用しています。

Nekkoさんはフィボナッチリトレースメントで止められたという事実を元にそこから反発のエントリーをされるのか、決済をされるのかどのように使用されいてらっしゃいますでしょうか。
また、この相場環境であればこの値が機能しやすいという指針はございますでしょうか。(23.6で機能すれば次に抵抗になるのが50が次機能しやすいという目安は自身は持っているのですが、投資と同じように絶対という目安ではないので)
よろしくお願いいたします。講義も申し込みをさせて頂きました。
Nekko
YASU2408さん

はじめまして。メッセージありがとうございます!
そのように仰って下さり大変嬉しく思っております。

初めて3ヵ月でしたら慣れるまで時間がかかりますよね^_^;

今後も時間ができれば、
現状分析に加えて、理解しづらい指標を一つ一つ丁寧に解説していきたいとも思っています。
YASU2408さんのように他のユーザーの方からのメッセージが投稿をしていく原動力になります。
改めてになりますが、ありがとうございます。
YASU2408
FXはじめてまだ3ヶ月です。かなり負け越して最近ネットでこのサイトに巡り会いました。NEKKOさんのお話は目からうろこです。
勉強させていただきたいと思っております。ありがとうございます
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