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GBPJPY 超長期の展望

ロング
FX:GBPJPY   ポンド/円
ポンド円
12か月足(=1年足)

年足チャートには日々の細かいダマシの動きなどが入っていないため、長期の大きな流れが見えやすくなるという利点がある。

ということでポンド円の年足チャートをざっくり分析してみる。

■チャート概観
リーマンショック後に大きく下落。
その後上昇するも、ブレグジットで再び大きく下落。
何度か大きく下がるが、いずれもリーマンショックの安値116.837までは到達せず。
2016年以降、124.00付近の水準で何度か反発している。

■プライスアクション
2016年にブレグジットで大陰線が出現し、その後2017年、2018年と小さい足で2016年にインサイド。
その後の2019年と2020年は長い下ヒゲを出すも2016年につけた124.00という水準を割ることなく反発されている。
2019年、2020年と連続で長い下ヒゲが出現したことで、上昇の前触れのときのような展開になってきた。

■テクニカル
長い期間の移動平均は表示できないので、短期で考える。
5EMA(赤線)の傾きは斜め下向きであることと、今の値位置は5EMAの下側に位置していることから、
大きな流れとしては下と言える。

■ファンダメンタル
2020年12月31日にEU離脱完了というとても大きな節目を迎えた。


●総括
テクニカル的には下流れだが、2019年、2020年と大きな下ヒゲが出現し底固さを見せている。
特に2020年の年足が長い下ヒゲで確定したことは好感が持てる。
ブレグジット完了という大きな環境変化がポンドの下流れに変化をもたらす可能性もある。
短期的には上下するだろうが、超長期的には上目線で考えたい。
そもそも1993年以降の歴史においてポンド円チャートは相対的に今けっこう低い位置にいるので
超長期で考えるとポンドを買うことについてのリスクリワード比はけっして悪くないと思う。
なのでポートフォリオの中の現金の部分を円だけでなくポンドにも割り当てるということを個人的には考えていきたい。
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