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ドル円は107円に戻れないか?

FX:GBPJPY   ポンド/円
サクソバンク証券アカウントでは、随時コラムをアップしていきます。本日のコラムはひろぴーさんに執筆をお願いしました。
ドル円4時間足分析のようです。ひろぴーさんはどのような相場観をお持ちでしょうか?
ぜひ、御覧ください。



ひろぴーです。ファンダメンタルズ分析を踏まえ、現在のドル円4時間足チャート分析を交えてご紹介したいと思います。
今週のジャクソンホール講演を控え、この1週間は調整相場入りとなっております。
夏休み相場ということもあり、値動きは荒いです。市場が薄い証拠でしょう。

来月のFOMCは利下げをほぼ100%織り込んでいる状況ですが、今回のジャクソンホール講演でパウエル議長が今後の金利の見通しについて触れるかが焦点となるでしょう。

個人的な意見としては、米国経済は十分堅調であり、少しながら景気先行き懸念はあるものの、利下げをするほどでもないと考えておりました。
また米国経済はCPIも2%を維持しており、利下げ懸念はないと考えております。しかしながら、米中貿易戦争に備えたドル安誘導と中国のドル人民元レート操作対策を最優先に考えていることが伺えます。

よって、トランプ大統領がFRBに1%の利下げを要求するツイートはその現れでもあります。GPIFは外債ヘッジを1年以上外して運用しておりましたが、先日よりこのヘッジを再開をはじめました。
105円の防衛が日銀やGPIFから入ってきているようですが、やはり上がったところは外債ヘッジの売りも出てくるので徐々に下値を切り下げていくような相場になるのではないでしょうか。

チャート添付は4時間足です。
ボトム圏で105〜107円レンジの様相が伺えます。RCI4LINEは方向感がないものの、RCI26と52は既に真横を向き始めておりまして、下方向に向きますと天井圏からの下落になります。下落トレンドのターンに4時間足ベースで再開になる恐れがあり、106円台後半には多くのレジスタンスラインが引ける状態です。107円からの売りを狙っているプレイヤーも多いでしょう。
個人的には、このまままたダラダラと下方向に動き出すのではないかと考えております。
ドル円はショート狙いです。
ターゲットは105円手前、中長期で105円割れ狙いでしょうか。

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