マイクロソフト
MSFT は昨年7月に過去最高値を付けましたが、足元では年初来で約14%下落し、2024年2月以来の水準まで戻しています。今回は、「マグニフィセント・セブン」の一角である同社のファンダメンタルズとチャートを確認します。
■ファンダメンタルズ分析
マイクロソフト
MSFT は4月29日の引け後に四半期決算を発表しました。3月31日に終了した同社の2026会計年度第3四半期は、1株当たり利益(EPS)が4.27ドル、売上高が829億ドルとなりました。
いずれも市場予想を大きく上回り、EPSは前年同期比23.4%増、売上高は同18.3%増となりました。
クラウド関連収益も好調でした。Microsoft Cloud関連収益は前年同期比29%増、Intelligent Cloud部門の売上高は30%増、Azureの売上高は40%増となっています。
経営陣は、今四半期もAzureの成長率が40%になるとの見通しを示しました。クラウドおよびAI関連の顧客需要が引き続き供給を上回っているためです。なお、アナリストは今四半期のAzure成長率を37%程度と見込んでいました。
ただし、好決算と市場予想を上回るガイダンスにもかかわらず、マイクロソフト
MSFT は4月29日の決算発表直前の終値から、その後約3週間で約1.4%下落しています。
では、チャートはその背景をどのように示しているのでしょうか。
■テクニカル分析
過去約11カ月のチャートを見ると、相反する方向を示す2つのテクニカルパターンがせめぎ合っているように見えます。

まず、昨年7月から11月にかけて形成されたダブルトップは、弱気の反転パターンとして機能しました。その後、株価は軟調に推移しています。
一方で、その後の株価は50日単純移動平均線(SMA)と21日指数平滑移動平均線(EMA)を回復しました。
ただし、21日EMAを安定して維持できているわけではありません。この点は、プロの運用者が同株を一定程度評価している一方で、スイングトレーダーの一部は長期保有ではなく、短期売買を繰り返している可能性を示唆しています。
また、4月以降には、再びダブルトップのような形状も確認されます。これは弱気のシグナルです。
実際、同株は10月から3月下旬までの下落に対する38.2%のフィボナッチ・リトレースメント水準で強い上値抵抗に直面しています。通常であれば、これも弱気のテクニカルサインといえます。
一方で、RSIは比較的しっかりしており、過熱圏にはまだ達していません。
MACDはやや方向感に欠ける状態です。9日EMAヒストグラムはゼロライン付近にあり、中立的なシグナルといえます。
ただし、12日EMAと26日EMAはいずれもゼロラインを上回っており、この点はテクニカル面でポジティブです。
一方で、12日EMAは26日EMAをわずかに下回っており、これは弱気シグナルです。もっとも、12日EMAが26日EMAを上抜ければ、強気シグナルに転じる可能性があります。
■もう1つの見方
一方で、同じチャートには別の解釈もあります。

4月以降の形状は、ダブルトップではなく、逆ヘッド・アンド・ショルダーとして捉えることもできます。
この場合、約433ドルが潜在的な基準値となります。逆ヘッド・アンド・ショルダーは明確な強気パターンとされており、この形が有効であれば、アナリストがマイクロソフトの目標株価を引き上げる材料にもなり得ます。
■総括
マイクロソフト
MSFT は好決算と強いクラウド需要を示したにもかかわらず、株価は2024年水準まで戻しており、上値の重さが意識されています。
テクニカル面では、ダブルトップやフィボナッチ水準での上値抵抗といった弱気材料がある一方、逆ヘッド・アンド・ショルダーとして解釈できる強気の形状も見られます。
今後は、433ドル付近のピボットを明確に突破できるかが、株価の方向性を見極めるうえで重要なポイントとなりそうです。
(本稿執筆時点において、Moomoo Technologies Inc.のマーケットコメンテーターであるStephen “Sarge” Guilfoyle氏は、MSFT株のポジションを保有していませんでした。)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
moomoo証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第3335号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人資産運用業協会
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マイクロソフト
いずれも市場予想を大きく上回り、EPSは前年同期比23.4%増、売上高は同18.3%増となりました。
クラウド関連収益も好調でした。Microsoft Cloud関連収益は前年同期比29%増、Intelligent Cloud部門の売上高は30%増、Azureの売上高は40%増となっています。
経営陣は、今四半期もAzureの成長率が40%になるとの見通しを示しました。クラウドおよびAI関連の顧客需要が引き続き供給を上回っているためです。なお、アナリストは今四半期のAzure成長率を37%程度と見込んでいました。
ただし、好決算と市場予想を上回るガイダンスにもかかわらず、マイクロソフト
では、チャートはその背景をどのように示しているのでしょうか。
■テクニカル分析
過去約11カ月のチャートを見ると、相反する方向を示す2つのテクニカルパターンがせめぎ合っているように見えます。
まず、昨年7月から11月にかけて形成されたダブルトップは、弱気の反転パターンとして機能しました。その後、株価は軟調に推移しています。
一方で、その後の株価は50日単純移動平均線(SMA)と21日指数平滑移動平均線(EMA)を回復しました。
ただし、21日EMAを安定して維持できているわけではありません。この点は、プロの運用者が同株を一定程度評価している一方で、スイングトレーダーの一部は長期保有ではなく、短期売買を繰り返している可能性を示唆しています。
また、4月以降には、再びダブルトップのような形状も確認されます。これは弱気のシグナルです。
実際、同株は10月から3月下旬までの下落に対する38.2%のフィボナッチ・リトレースメント水準で強い上値抵抗に直面しています。通常であれば、これも弱気のテクニカルサインといえます。
一方で、RSIは比較的しっかりしており、過熱圏にはまだ達していません。
MACDはやや方向感に欠ける状態です。9日EMAヒストグラムはゼロライン付近にあり、中立的なシグナルといえます。
ただし、12日EMAと26日EMAはいずれもゼロラインを上回っており、この点はテクニカル面でポジティブです。
一方で、12日EMAは26日EMAをわずかに下回っており、これは弱気シグナルです。もっとも、12日EMAが26日EMAを上抜ければ、強気シグナルに転じる可能性があります。
■もう1つの見方
一方で、同じチャートには別の解釈もあります。
4月以降の形状は、ダブルトップではなく、逆ヘッド・アンド・ショルダーとして捉えることもできます。
この場合、約433ドルが潜在的な基準値となります。逆ヘッド・アンド・ショルダーは明確な強気パターンとされており、この形が有効であれば、アナリストがマイクロソフトの目標株価を引き上げる材料にもなり得ます。
■総括
マイクロソフト
テクニカル面では、ダブルトップやフィボナッチ水準での上値抵抗といった弱気材料がある一方、逆ヘッド・アンド・ショルダーとして解釈できる強気の形状も見られます。
今後は、433ドル付近のピボットを明確に突破できるかが、株価の方向性を見極めるうえで重要なポイントとなりそうです。
(本稿執筆時点において、Moomoo Technologies Inc.のマーケットコメンテーターであるStephen “Sarge” Guilfoyle氏は、MSFT株のポジションを保有していませんでした。)
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免責事項
これらの情報および投稿は、TradingViewが提供または承認する金融、投資、取引、またはその他の種類の助言もしくは推奨であることを意図したものではなく、またこれらに該当するものでもありません。詳細は利用規約をご覧ください。
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