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$NDX 剥がれたFedピボット期待で上値限定。今週はPPI/CPI次第か。

NASDAQ:NDX   ナスダック100指数


■10/3週の動き
月・火:英国の減税計画撤回やISM製造業の予想下振れを受けて、米10年金利が低下基調へ。
ナスは安値切り上げ・高値切り上げで強い上昇を2日連続で示した。
JOLTSの大幅減少で、労働市場のひっ迫緩和が示唆された火曜は続伸。
月・火はFedの金融引き締めピボット期待がふわっと起きた日。

水:ISM非製造業とADP雇用統計が予想上振れ。
利確売りが一時出たが、元の水準に戻す動きがあった。
ローソク足はEMA20(黄色曲線)を天井に上抜けできない状況だった。
前日比では高値切り上げ・安値切り下げで迷いが出ている状態。転換点を示唆。

木・金:AMDが利益警告、失業保険申請が予想上振れ。
FRB高官のタカ派発言が続き、10年金利が上昇するとともに木曜から戻り売りが始まった。
EMA20を上に抜けられず上値の重さもあったので、反落しやすい。

金曜には雇用統計が予想上振れ、失業率は予想下振れの低下となって、
労働市場の強さが確認されて、Fedピボット期待は剥がされた。
金利は上昇継続し、ナス100は窓開け下落で大陰線を描いた。

6/16安値まで戻された形だ。

■10/10週のパターン
CPI発表まで上げていく可能性と下げていく可能性はどちらもあることには留意。
上げていってCPI発表で大きく下落といったパターンも想定できる。
PPI、CPIがあるのでこのあたりで、週内の上下方向性が決まるだろうか。

上昇する場合は、青いボックス圏がひとつの目処。
先週の高値と一目均衡表の基準線を結んでいるだけだが、
まずは先週高値を超えるだけの買い圧力があるか要確認。
上昇トレンドを続けるには基準線を上抜けていく必要があるので、ここらへんがテスト水準となるかもしれない。

下落する場合は、まずは9/30安値を下回るかどうかがキー。
9/30安値を下回る場合は、10,000あたりは視野に入れておいてもいいと思うが、
現在の水準はEMA40からの乖離率が高いので、これ以上大きく下げる場合は
短期的には反発も起きやすい。
長め期間設定のMACDがそろそろゴールデンクロスしそうなので、
下落幅は大きくならず反転の可能性は念頭に入れておいたほうがいいでしょう。

いずれにせよPPI・CPIがどう仕上がるかによるので、方向感を見定めてから動かないといけなさそうですね。
とくにコアCPIは予想比どうなるかに注目。粘着性のある項目で高止まりが続く可能性がある。
また、実質金利が高水準ゾーンに戻ってきているので、上昇するには実質金利の低下が必要そう。

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