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Fed高官のハト発言でSMA200から反発上昇したS&P500

SP:SPX   S&P500指数
今週の振り返り
EMA200を境に前半は下げて、SMA200とトレンドラインの接点で下回るか試された。
しかし強い反発となって木金は大きく上昇。
金曜はEMA200も上抜けて勢いの強さを示した。ただし、出来高の増加はなく横ばいな点は注意。

水曜の下げは、ISM製造業の価格指数の上昇によるインフレ再加速の懸念が値動きに影響している。
しかしFed高官のハト寄り発言もあって4%を超えてた10年金利は木曜の途中時点から金曜まで低下を続けた。

金利低下にともなって上がった木金の株価上昇は、2月頭の高値から3/2までの安値に対して、38.2%ラインと50%ラインの間まで戻した形。
フィボナッチ的には中途半端な位置で、値動きの続きは次週に受け継がれた印象。

一方で、0DTEという24時間未満に満期が来るコールオプション取引が増えて、SPXの出来高の40%以上を占めていることが報道されている。
木金の上昇も0DTE取引の影響ではないかと指摘がある。
0DTEによるボラが大きいと、一過性の値動きだったり、逆行も起きやすかったりしないかは注意。

次週のシナリオ
①上昇勢いを続ける場合

フィボナッチの61.8%・78.6%のどちらかで止まるのか、2月高値まで上がるか要観測。
小さな波を形成しながら上がるなら、61.8%がまず1次試験会場。
2月の下落で作った小さな窓を埋めるか?次点の1.5次試験会場が9月高値だろうか。
このあたりで失速して反落するのかどうかが節目か。

②勢い失速で下がる場合
フィボナッチ23.6%付近でもみ合うだろうか。
引き続きEMAが多い場所で、下げの勢いが出ないうちは上げも下げも重くなるかもしれない。

フィボナッチ23.6%を下抜ける場合は、再びトレンドライン(赤直線)をテストしに向かう可能性がある。
その場合は、細い緑色直線のラインで止まるか見定め。

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