2021/02/19 時点で、PancakeSwap の24h取引高が UniSwapを超え、CAKEもATHを更新しました。
バイナンススマートチェーン(BSC)はGas代の安さ・送金速度の観点から、ある程度支持を得られたと言えそうです。
ここで UniSwap などのETHネットワーク上のDEXが存在感を保てるかどうかは、 Liquidity Pool の APY、UniSwapの価格あたりが影響してきそうですが、価格面でいうとUNIやSUSHIは若干怪しい雲行きになっています。
チャートを見ると、CAKE/BUSDの出来高の増大に対し、UNI/BUSDは出来高の変化が小さく、またADXも低くなっています。
このことから現時点で CAKE に UNI が吸われているという感じはなく、どちらかというと単に手数料の安さで流動性マイニングの敷居が低くなり、新しくPancakeSwapを試し始める人が多くなった、というフェーズに感じます。
CAKE自体が上場しているショート可能なCEXも少ないので、まだCAKEの動きとしては序盤フェーズだと思っています。短期的には、CAKEの急上昇、UNI下落のフェーズを予想します。
それ以降のUNIの価格にとって危険なシナリオとしては、UniSwapでの流動性マイナーがPancakeSwapに移動を始めることですが、わざわざ競合が多くなりそうな(APYが低くなる)ところに行くのも想像しにくいので、なんだかんだでPancakeSwapとUniSwap は共存するのではないかと考えています。
また、多少取りにくいデータではありますが、より広くデータを見るのなら、
- プライベート的チェーン vs パブリックチェーンで、同カテゴリトークン(CAKE, BNB vs UNI, ETH)での出来高などの相関
- UniSwap / PancakeSwap の主要Liquidity PoolのAPY
などの指標を見るのも、価格予測に使えるかもしれません。