ナスダック100先物、200日出来高加重移動平均線で跳ね返される

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今週の振り返り

今週は安値切り上げ、高値もわずかに切り上げで横ばいな週でした。5月7日(水)まで下落し、その後反発するも上ヒゲで上昇しきれませんでした。

先週末5月2日(金)に200日出来高加重移動平均線で跳ね返され5月7日まで下落したのですが、週後半は再び200日出来高加重移動平均線にトライしてまたも上ヒゲで跳ね返されました。やはり黄色のボックスゾーンは利益確定売りが起きやすいゾーンとして機能しているようです。

一方で5月7日(水)の安値は、下落始まりから引いたアンカーVWAP(水色線)を上回ったまま値止まりして反発開始しています。今週だけを見ると下は底堅く、上は利益確定売りの機会となっていました。先週末時点で「好材料が出て上昇するにしても大きく伸ばすよりは上下繰り返しながらペース調整となる見込みです」と書きましたが、概ね近しい動きでした。

今の株価水準は75日・200日出来高加重移動平均線の2つが集中していて、上下どちらに抜けていくかで中期方向性が決まる可能性もあります。ちょうど米中貿易交渉がこの土日で開催されています。これから報道される内容如何によっても動き方が変わるため、チャートのテクニカルで読むようなタイミングではないのでしょう。

短期的な上昇水準には達したと見込み、修正波が短期的には起きやすい価格帯にいます。これからでてくる材料が芳しくない場合には下に動きやすい状況と見立てます。いずれにしろ報道ひとつで上下どちらにも動きやすい環境なので、チャートの読みよりは材料を確認しながら動きに乗っていくのが短期トレードでは利を取りやすいでしょう。

次週のシナリオ
①上昇する場合

短期的には黄色のボックスゾーン下側を上に超えていけるかどうかが観測点。上に抜けていくなら次はフィボナッチ(白)の78.6%から上側の黄色ボックスゾーンが目安。

②下落する場合

VWAP(薄黄色)を下抜ける場合は、フィボナッチ(カラー)38.2% 19,231前後が修正波の短期目安です。

フィボナッチ(カラー)38.2%を下抜けて下落を続ける場合は、61.8% 18,604が最大の下落幅と見込みます。

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