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【USDCAD】米ドル/加ドル 下落トレンド継続中。1.22488CADが大きなポイント

ショート
OANDA:USDCAD   米ドル/加ドル
今回は米ドル/加ドルを分析します。

まずは大きな流れの確認から。
2012年から上がり始め、2016年1月に高値をつけた後は反落。
2017年9月に安値をつけた後は200EMAにサポートされながら上昇し続ける。
2020年3月に高値をつけた後は一転して下落トレンドへ。
現在も強い下落トレンド継続中です。

それでは日足でトレードする場合の分析をしていきましょう。

・移動平均線・ダウ理論での分析

日足の移動平均線は
上から
200EMA
90EMA
75EMA(3ヶ月)
25EMA(1ヶ月)
5EMA(1週間)
と綺麗な下落トレンドへの並びが2020年8月から形成されています。

2020年年9月から11月までは反転する動きも見せましたが9月高値に10月高値が届かず、再び下落へ転じた後は綺麗な下落ダウを形成しています(高値、安値切り下げ)

今回は丸のアイコン高値安値を示しませんが、
高値と安値を確認しながら描画アイテムの価格ラベルでもつけていってもらうと分かりやすいので、お時間ある方は是非やってみて下さい。

さて、分析に戻ると
以上、移動平均線及びダウ理論より
ショート(売り)継続と判断します。


・水平線・価格帯別出来高での分析
日足では下落が長く続いているので分かりにくいですが、
週足を見ると
2016年1月高値
2017年9月安値(赤水平線 1.20620CAD)
2020年3月高値
からダブルトップが形成されつつあります。

まだ、ネックラインである2017年9月安値(赤水平線 1.20620CAD)を割っていないのでダブルトップではありませんが、割った時点でダブルトップ完成で下落トレンドに拍車がかかると考えています。

ただ、その前に一つハードルがあります。
2018年1月安値のオレンジライン(1.22488CAD)です。

2021年4月末から現在まで明らかにオレンジラインを意識した値動きになっています。

価格帯別出来高を見ると週足でも確認できますがオレンジラインより下はほとんど出来高がありません。つまりしこりは残っていません。


オレンジラインをブレイクすれば下落トレンドは更に拍車がかかります。
ただ、赤のラインまで一気に行くかは分かりません。相当意識されるでしょうから、買い方の抵抗も強いはずです。

よって以上、
水平線・価格帯別出来高より
「ショート」継続、

そして
オレンジライン、赤ラインをブレイクした場合、更に下落トレンドが加速と判断します。
(ただし、ブレイクした後のリターンムーブ(プルバック)には要注意です)


・まとめ
よって
・移動平均線・ダウ理論での分析
・水平線・価格帯別出来高での分析
からはショートと判断します。

だだ、一点注意しておきたいことがあります。
日足の下部にMACDを表示しました。

(シグナル、ヒストグラムは非表示にしています。
こちらはパラメーターを25、75とし、上の移動平均線と合わせてあります。要は25EMAと75EMAの間隔の開きをみたいからです)

価格を見るとずっと下落傾向が続いている(下落ダウが成立している)にもかかわらず、MACDをみると切り上がっています。(この現象をダイバージェンスと言います)
ダイバージェンスが起こるとトレンドの転換の可能性が比較的高くなります。

必ずではありませんし、他のテクニカル指標からは下落トレンド継続のサインが出ているので、基本的にはショートです。
ただ、このことは頭の片隅には入れておきたいところです。
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