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1/9トレードレポート

OANDA:USDJPY   米ドル/円
〈昨日の振り返り〉
1/6の相場は雇用統計の結果が出た後にドル安となりました。その後ニューヨークタイムに入ってもドル安を推移する1日でした。


〈ファンダメンタルズ〉
1/6の雇用統計の結果
失業率 結果:3.5% 予想:3.7% 前回:3.7%
12月非農業部門雇用者数変化(前月比) 結果:22.3万人 予想:20.0万人 前回:26.3万人
12月平均時給(前月比) 結果:0.3% 予想:0.4% 前回:0.6%
12月平均時給(前年同月比) 結果:4.6% 予想:5.0% 前回:5.1%

12月ISM非製造業景況指数(総合) 結果:49.6 予想:55.0 前回56.5

1月の雇用統計の結果は失業率と非農業分雇用者数の数字は強い結果になったが、平均時給が前月比と前年同月比で弱い結果を示しました。さらにISM非製造業景況指数が弱い数字でさらに50を下回りました。一般的にISMの結果が50を下回ると景気後退になっていることを意味しており、マーケットは雇用統計よりもISM非製造業景況指数の結果に驚いたことだと思います。その結果ニューヨークタイムは終始ドル安で推移しました。
先週の土曜日に日銀がYCCのさらなる修正は急ぐ必要がないと記事がブルームバーグで掲載されました。
www.bloomberg.co.jp/news/article...

岸田首相が1/8のテレビ番組で「金融政策については、先行きの見通しがしっかりなければならない。丁寧な説明やマーケットとの対話も考えながら状況を考えていく」という発言がありました。岸田首相は4月で黒田総裁の任期満了を迎えるため次の総裁の選定をしてるところだと思いますが、岸田首相としてはいつもでも金融緩和をしてたくないという思惑があると思います。次の総裁に対してはきちんと金融正常化(政策金利の利上げ)を実行していく人を選ぶと思います。
www.bloomberg.co.jp/news/article...


〈今日の重要な経済指標〉
今日の重要な経済指標は特にありません




〈テクニカル分析〉
今為替相場は全然方向が定まってないような動きをしております。経済指標の結果で動くことがあってもダマシとなって戻ってくる可能性が高いような相場だと思います



〈今日のトレード戦略〉
今週は1/10にパウエル議長の発言と1/12にアメリカのCPIという大きなイベントが控えております。おそらくパウエル議長率いるFRBは2%までインフレ低下を最重要課題としてとらえているため、おそらくハト派な発言はないのではと思います。いまアメリカのインフレ率は低下してるとはいえまだ7.1%と今までの歴史の中でもまだまだ高い水準になっているので、ここでハト派な発言をするとアメリカ株が上昇して、株式で利益が発生して、その生まれた利益で購買行動をするとまたインフレ再燃となりかねないので、パウエル議長はおそらくタカ派な発言をすると思います。そのためマーケットは景気後退でドル安・株高方向を仕掛けたいが、FRBがインフレを抑えたいので、利下げをしたり、ハト派な発言がないのではないかと思います。エコノミストの中でもアメリカは2023年は利下げを一切しないのではないかや、2023年中に利下げをするなどいろんな意見が出ております。FEDウォッチだとターミナルレート4.75%で12月に利下げになっております。
総合的に申し上げると今のマーケットはかなりわかりづらいということが言えると思います。こういう時期は下手にトレードせずに静観するのが一番です。どこかでトレンド相場が出てるくのでその時にしっかりついていきたいと思っております
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