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【USDJPY】相場分析20200718 三角保ち合いのドル円/大きな波を狙いにくい中どうトレードすべきか?

ロング
FX:USDJPY   米ドル/円
【サマリ】
なかなか大きな波がやってこないドル円相場。
ドル円をメインでトレードされている方の中には、細々と上下動を繰り返す相場にやきもきしている方も多いのではないでしょうか。
月足で三角保ち合いを形成しているドル円ですが、4時間足レベルでも三角保ち合いが先細りとなる中、大きい波を狙うのが難しいのは事実です。
そんな状況でもトレードするならどうすべきか、という観点で三角保ち合い中のトレード戦略を解説します。

【詳細】
長期足の確認による環境認識です。

<長期足>
週足
冒頭記載の通り、月足及び週足レベルで三角保ち合いを形成しています。
直近2年半くらいはピンクの帯のゾーンで反発しており、このエリアでの底値が固いことがわかります。


<中期足>
日足
日足で着目しているのは以下です。
・4月以降108円付近の赤の帯で上値が抑えられている。
・現在のローソク足の上に抵抗帯となり得るMA(※)が多く存在し、現在の価格水準から一気に上昇して赤の帯を上抜いていくことは考えにくい。(もちろん相場に絶対はないので、ここからロケット発射のように急騰なんてことがある可能性はゼロではありません)
(※100日MA(水色), 200日MA(紫), 75日MA(緑), 26週MA(黄色))
・ここ最近は20MA(ピンク線)に張り付いたような動きで大きく動かない。

ということで大きな波を狙おうというトレーダーにとっては今はトレードしないのが一つの懸命な選択です。
では、次に4時間足で比較的短期でのトレード手段はないのかを見てみます。


4時間足(最上部チャート)
4時間足を見ると、ここでも三角保ち合いが形成されており、かつ徐々に先細りになってきていることがわかります。
こういう状況なのでなかなか大きな波は狙いにくいですね。
また、106円中盤から後半にかけての緑のゾーンは、ここしばらく買い支えが入っているエリアです。このゾーンに入っていけば再び買いが入って反発上昇することが想定できます。緑のゾーンに入ったらロングで三角上限までの小さい値幅を狙うというのは一つの選択肢です。

一方、三角保ち合い終盤にさしかかってきていることから、そろそろ抜けが近いことが予想できますが、下方向への抜けは上記の通り底値が固くで難しそう。かと言って上へ抜けても、日足で解説の通り、今度は抵抗帯となり得るMAが多く大きな伸びは期待できないというのが僕の見立てです。三角上抜けを狙うのであれば、4時間足200MA、日足100MAくらいで短く取りにいくまででしょう。

ということでドル円のトレード戦略を最後にもう一度まとめです。

1. 大きい波を狙うなら今はトレード停止
2. 短期で小さい波を狙うなら、
-106円後半の緑のゾーンからの反発を狙ったロング
-4時間の三角保ち合いを上抜け、かつ日足20日MA(抵抗帯)を上抜いた後のロング(ただし日足100MA、75MAまで)


■”なぜ”がわかる相場分析
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