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ドル円:北朝鮮の核実験は相場の攪乱に成功したのか?

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ドル円

 相場がクローズしているときに起きた北朝鮮の核実験が相場の難易度を狂わせたように思いました。

 週足を見ると、5週平均線が現在109.52円でかろうじて上抜け維持をしています。今週の上目線、下目線の分岐点はこの109.50円になると思います。今のところ、北朝鮮の核実験が週足を大きく左右させるほどの変動には至らないように見えます。

 日足を見ると、オープンから5日平均線(現在109.97円)を大きく下抜けてしまい、さらにはその5日平均線がレジスタンスとして機能しているように見えました。日足レベルでは上目線というわけにはいかなさそうです。まだ、今日の日足が確定したわけではないので、はっきりとは言えませんが、110円を上抜けられずに引けるのであれば、下目線に逆戻りになるように思いました。
 しかし、日足バンドの形はヨコヨコを保っていますので、±2σのラリーはもう少し続くのでは?と思いました。よって、大きく下がった場合、日足-2σ付近である108.70-90円では逆張りロングも興味深いと思いました。逆に+2σ付近である110.90-111.0円付近では逆張りショートとなりそうです。このポジションは、ポジションのとった日の日足の形を見て、どれくらいの期間で保有するか考えようと思っています。

 4時間足を見ると、バンドの形が収縮し、この先値動きが乏しくなることが考えられます。もうしばらくこの付近をさまよい続けるのではないかと思います。
 少し気になったのが、こないだまで三角保合で機能していた上限ライン(109.8-9円付近)が、8月30日に上抜けた後、雇用統計付近でサポートとして機能し、レジサポ転換して下値が相当程度地固めしたように考えていました。しかし、週明けオープンで一気に下窓が開き窓を閉めるどころか、このラインが逆にレジスタンスとして機能しだしているように見えました。いうなれば、このラインはレジサポレジの転換ラインということになりそうです。
 日足レベルと鑑みると、やはり今日110円を上抜けないと、今週は少し弱気な相場になりそうと思いました。

 明日の朝、今日の日足の完成を確認し、110円を上抜けていなければ、下目線と考え、先ほどの三角保合上限ラインである109.8-9円付近、4時間足-2σ付近(急速に収縮しているため値は不明)をショートのポイントとして考えています。もし上抜けていれば、日足レベルのポイントだけ注目し、様子を見ます。


ドル円のポイント
・今週の分岐点は109.5円付近か?
・日足バンドがヨコヨコなので、108.7-9円付近でロング、110.9-111.0円付近でショートを検討
・4時間足レベルで109.8-9円付近に転換ラインが存在か?
・今日110円を上抜けなければ、109.8-9円付近、4時間足-2σ付近が戻り売りポイント

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