ドル円
先週の景色が一変したようです。
日足を見ると、週明けオープンから一気に下窓を開けて、サポートとして機能していると思われた5日平均線を一気に下抜け、その後はヒゲですら上抜けることができていません。先週の流れをそのままイメージすると、大変な結果になりそうに思いました。
日足バンドの形はヨコヨコなので、レンジを外れて大きく動く可能性はそこまで大きくはなさそうですが、前回高値が+2σ付近をタッチすることができなかったことを考えると、今度は-2σを下抜けてバンドウォークする可能性もないこともないのかもしれないと思っています。-2σ(現在108.69円)は一つのポイントになろうと思います。
今のところ、実体の長い大きめな陰線をつけています。もし、この後急に切り返して実体が短いような日足(もしくは陽線)にならなければ、引き続き下目線を継続しようと思います。しかし、さきほどの-2σ付近である108.6-8円付近はバンドがヨコヨコではね返される可能性も考え、逆張りロングのポイントと考えています。
ロングポジションにとって、死守すべき最後の大きな砦が108.0-2円付近だと思います。この付近は週足-2σ(現在108.21円)とピンクのチャネルラインが位置しています。これを下抜けて107円台に突入するようであれば、ロングポジションは厳しい局面になると思います。本当は108.0-2円付近でもロングのポイントと考えてもいいのかもしれませんが、あまりにも下落の勢いが強そうなので、あまりロングポジションも増やしたくありません。なので、この付近のロングは様子を見ます。それよりも、この大きな砦を打ち破ったところはショートで追いかけたいと思います。なので、107.8-9円付近は追っかけショートのポイントだと考えています。もしこんな状況になれば、さすがにロングポジションは大きく整理しないといけないと思います。
4時間足を見ると、バンドウォークとまではいきませんでしたが、今のところ、5本平均線~-2σでラリーしているように見えます。きれいな下落トレンドとなっているのがよくわかりました。ラリーの状況から5本平均線付近でショートを考えるべきなのですが、あまりにもポイントが近いのでもう一つ上のラインである-1σ(現在109.59円)を戻り売りのポイントにしたいと思います。なので、109.4-5円付近が戻り売りのポイントで考えています。
また、5日平均線もレジスタンスとして機能しているように見えますので、明日の5日平均線であろう109.6-7円付近もポイントにしたいと思います。
もし、明日は流れが変わって5日平均線を上抜けるようであれば、明日の日足の完成を見て(木曜日の朝)、ショートポジションの整理をしたいと思います。
ドル円のポイント
・先週の流れが一変
・NY時間で切り返さなければ基本的には下目線で戻り売り
・109.4-5円、109.6-7円が戻り売りのポイント
・108.6-8円で逆張りロングも興味深い
・大きく走って108円を切るようであれば、107.8-9円で追っかけショートか?