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snep
2016年11月12日午前6時38分

ドル円、116円へのシナリオ ロング

U.S. Dollar/Japanese YenFXCM

詳細

米国大統領選挙を通過し、ドル円の値動きに進展がありました。

これまでは、100円-105.5円レンジのイメージでしたが、
イベント前後の値動きでレンジ上限を107.5円(2016-07-21高値 107.497)
付近まで広げそうな勢いです。

また、イベント時に日足支持線を試したようにも見えていまして、
現在の下限は、101円付近まで引き上げられたと見ています。

また、イベント時の底値を試す値動きが、
下降トレンドラインの再試行にも見えました。

ですので、いまだ100円を割り込んで行くシナリオもあるとは思いますが、
トレンドラインブレイクからの上値試しを
メインのシナリオに据えていきたいと思います。

具体的な目標値ですが、現状の保ち合いの値幅延長と、
前段下降波の反転78.6%から、
116円付近の可能性が高いと試算しました。

また、この目標値まで到達する値動きとして、
下記のような2つのケースを考えてみました。

ケース 1: 戻り高値 107.497を近々に上抜けし、107.5-111.5円レンジから目標到達
ケース 2: 戻り高値 107.497で下降反転し、再度日足支持線(102円付近)を確認してから目標到達

個人的には、しっかりとした買場が欲しいので、ケース2を期待しています。


ウォルフ波動や複製ロウソク足分析からも、
一度押し目を作ることを示唆しているようです…。

コメント

まだ中期的な下降トレンドを抜けたかどうか微妙なところだと思っています。
念のために、これまでのトレンドチャネルを抜けそうだった場面を添付させて頂きます。

コメント
snep
11月23日現在の価格は、111.20付近まで上昇してきました。
111円台前半で少しもみ合っており、短期では上値が重たいようなチャートになってきたようです。

当初の予想では、111.50付近での反転調整イメージでしたが、
相場の雰囲気が、日銀金融緩和(2014年10月 黒田バズーカ第2弾)の相場と似ているなぁ、と感じています。

ですので、このあたりで大きな調整が起きないパターンも想定しておいた方が良いかもしれません。

参考までに、当時のチャートを重ねて表示したものを添付致します。

今回は、米国の大規模財政政策(トランポノミクス)と日本の異次元緩和(イールドカーブコントロール)の
ダブルパンチの可能性がありますので、1.8倍程度の規模になる可能性を秘めていると試算しています…。

yohei
@snep, 分析の方興味深く読ませて頂きました。今日時点で"CASE1"の動きになりそうな感じですね。ちなみに"今回は、米国の大規模財政政策(トランポノミクス)と日本の異次元緩和(イールドカーブコントロール)の
ダブルパンチの可能性がありますので、1.8倍程度の規模になる可能性を秘めていると試算しています…。 "とありますが、1.8倍の試算というのはざっくりどういう要素を勘案する形になりますでしょうか。是非勉強させて頂きたく。これからもよろしくお願いいたします。
snep
@yohei,
コメント、ありがとうございます。

黒田砲第二弾の時(2014年10-11月)は、発表後およそ109.3→112.5までインパルス的に吹き上がり、
週明け30銭ほどの窓を開けた後、閉めることなく121.8まで上昇しました。
上げ幅は、初動3.2円、本動9.2円程になります。

今回の大統領選の場合は、初動を101.2→106.9の5.7円だと仮定すると、衝撃規模は1.8倍となり、
週明け106.7を基準とすると、本波動は16.3円となり、想定される到達目標値は、「123.2」となります。

ただ、これは2週間前の初動時に試算したものですので、現在は別の試算方で算出できるかもです。
yohei
@snep, なるほどですね!有難うございます!
snep
まだ中期的な下降トレンドを抜けたかどうか微妙なところだと思っています。
念のために、これまでのトレンドチャネルを抜けそうだった場面を添付させて頂きます。

hiro8898
素晴らしい分析でこちらも期待しております。
snep
@hiro8898,
コメントありがとうございます。
かなり大胆な予測で恥ずかしさはありますが、今のセンチメントで書き上げておいたほうがよいかも、との判断です…。
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