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ドル円(月足):テクニカルだけで考えたら150円なんてことも考えられなくもない冗談のような話

FX:USDJPY   米ドル/円
ドル円(月足)

 月足を見ると、今年は、一方向に大きく動いた去年と違い、実体の短くヒゲの長い振り回されるような年のように思います。

 バンドが収縮しているような感じはしますが、大きく収縮しているわけではないので、まだ何とも言えません。ボリンジャーバンドや移動平均線では「このラインがサポ・レジとして機能している」とはっきり判断できるラインが見つからず、印象としては25月平均線ではりついているというくらいしか見つかりませんでした。おそらく来月も25月平均線が大きな手掛かりになるように思います。

 月足で一番機能しているように思ったのが、ピンクの真ん中(先月の時点ではまだはっきりしなかったので点線にしていました)~一番下のチャネルによるラリーです。ピンクのチャネルはそもそも下降チャネルであるため、よほどなニュースがない限りはチャネル下限を大きく下抜けて一気に下落するようなイメージがあまりつかめません(可能性は十分にありますが…)。自分が気になるのがピンクの真ん中のラインを一気に突き抜けるような上昇です。
 このピンクのチャネルは、そもそもアベノミクスで急上昇したトレンドに対する下降フラグのような機能をしているようにも考えられます。そして、先月の安値(107.31円)がアベノミクスの戻り38.2%(106.64円)付近とも考えられます。なので、アベノミクスの急上昇トレンドに対する小休止がこのピンクのチャネルとすれば、再び上昇する可能性が十分あるのでは?とも思います。

 テクニカルだけで考えれば、この後きれいなN字となって急上昇し、果ては150円なんてことも考えられますが、そんな長期のことを予想する意味もないように思っています。なので、そこまで極端な話は半分冗談で考えていますが、ピンクの真ん中のラインを実体でしっかり上抜けるのであれば大きな上昇の可能性も意識しなければならないと思いました。


ドル円(月足)のポイント
・バリンジャーバンドや移動平均線はあまりあてにならない
・ピンクの真ん中~一番下のラインによるチャネルか?
・よほどのニュースがない限りチャネル下限を下抜けての下落は考え難い
・ピンクの真ん中のラインをしっかり上抜けたときの上昇は意識しておく必要が…

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