金融緩和の時代がインフレをきっかけに終わった場合、長く続いた好景気が後退する可能性がありますね。 そんな時どんな資産が縮小するのか、また、何に投資するのが良いのか、考えておく必要があります。 リーマンショック前の高値を基準に、その後の景気後退から回復への流れの中で、 各資産がどのように変化したのかを参考にしてみるのも良いのではないでしょうか。
チャネル上限タッチ、116円オーバーから反落。テーパリング・利上げの方向性は以前から出ていたため、織り込み済みからか今週は大きく下げる展開に。 ナスダック指数が下げ、リスクオフから円が買われた側面もあるが、どちらかというとドル売りの影響か。 ドルインデックスは下げ、ユーロドルは上昇。10年債券利回りは素直に上昇しているが。 週末はフィボナッチが重なる価格帯から反発して引けていますが、波の形からまだ下があってもおかしくないか。
明けましておめでとうございます。 2022年最初の投稿は、昨年12月のFOMCの議事録で明らかになったバランスシートの縮小について解説したいと思います。 バランスシート縮小って何?テーパリングとどう違うの?という疑問を持っている方はこの機会に図解でイメージとともに理解してしまいましょう。 金融緩和のサイクル 下の図は金融緩和から引き締めまでのサイクルを示したものです。 ...
ドル円は米テーパリング、その先に控える利上げを織り込んだのかどうか。 かなり下げたユーロドルやオージー、ポンドが年末に反発しドルインデックスは2週連続で陰線をつける展開になりました。 10年債利回りは横ばいで教科書通りの動きにならない中、ドル円はそれなりに上昇したとも見えます。 今年はレンジを上ぬけて行くのか、また長期間続くレンジに逆戻りか注目ですね。
日米の代表的な平均株価・新興市場の平均株価の推移を分析することで今後の株価の見通しを予測していきます。 起点にはコロナショックから平均株価が底を打った地点を使用し、そこからどれだけ回復、伸長したのかを検討します。 まず 青色がダウ平均株価で、非常に堅調に推移していることが分かります。過去最高を更新し続けています。 次に緑色がNASDAQで、ダウ平均株価以上の伸びを記録していることが分かります それに対して オレンジが日経平均ですが、2021年9月に高値をつけてからは高値・安値を切り下げ、下降トレンド入りの様相が感じ取れます。 また 黄色がマザーズですが、2020年10月にかけて大きく伸長した後は下落トレンドになっています。 こうして日米の比較をすると 日本は実体経済に比べて過度な評価を受け、今後が正念場といえるで...
円が売り叩かれていた状況から一転し、買い戻される展開に相場環境が急変。 キリ番の115円、115.5円も意識され大きな陰線をつけています。 上昇トレンドでもニュースやテクニカルから売られることは平気である。 という前提を再認識させられる展開です。波の付け方、数から高値目安付近ではヘッジ売りを入れる、など自分の相場感と反対の動きが来ても大きな損失や、利益の目減りを防ぐ、 「転ばぬ先の杖」がトレードで長生きするには大事になりますね。
2019年頃までは 円安→日経平均上昇 円高→日経平均下落 という分かりやすい相関関係がありました。 その背景には 日経平均採用銘柄が輸出銘柄が多く 円安→売上を円に両替する際に差益となる からという理由が挙げられていました。 また、 円は安全資産だから、日経平均が下がる時は、安全資産である円が買われて円高になるということも理由の一つとして挙げられてきました。 しかし2020年頃を境に相関関係は弱まってきています。 それは日本の産業構造がDXで根本的に変わりつつあることも一因かもしれませんが、円自体が安全資産と見なされる動きが徐々に弱まっているように感じます。 この変化は通貨の強弱を見て売買を行う為替(FX)においても重要ですし、国力を測るという意味においても通貨自体の強弱を見極めておくことは大切になってきます。 ...
財務比率は企業の評価に役立ちます。多くの財務比率は、特定のビジネスの価値を示しています。いくつか例を挙げてみましょう: 株価売上高倍率 (PSR) = 時価総額 / 売上高 株価売上高倍率 (PSR) は、総売上高に対する企業価格の高さを示します。この計算式は、企業の時価総額を売上高で割る方法と、現在の株価を1株当たりの売上高で割る方法の2種類があります。この比率はライブの価格情報で計算されますので、上の例で示したように、チャート上でリアルタイムで見ることもできます。 例えばある企業の時価総額が100億ドルで収益が10億ドルの場合、PSRは10になります。これは、1ドルの売上高に対しての株価は10ドルである事を示しています。企業のあらゆる側面について、このような比率を算出することができます。例えば PER...
インデックス、為替、暗号通貨、コモディティーの今週の動きとこれからの展望をお話しします。 インジケーターは主に移動平均線、ボリンジャーバンド、エンベロープを使い簡単に説明します。 今週はなんといってもビットコインが動きましたね。安値抵抗帯で反発し一気に噴き上げました。 まだ抜けきってないといっていた米インデックスはやはり大きく下げてきました。日経は連れ安。 為替は先週上離れる可能性をお話ししていましたが、レンジ上抜けの動きとなり、美味しい相場でしたね。また、ユーロドルが勢いよく下げを継続してくれたのでトレンドフォロワーにとっては大きく稼げる相場になったと思います。 週明けはこのような流れが継続するのか、地合いが変わるかをまず確認ですね。かなり動いたので反転するかもしれない、という目で前半を見ていきたいと思います。 毎...
水平線を引いた後の動きと新たな水平線による矛盾をついたトレード。 2019年12月13日、EU離脱を目指すジョンソン首相が選挙に勝利したことによりどの通貨に対してもポンド高で推移すると思いきやポンド安推移となり、その結果、EUと通商協定の合意がない限り離脱はうまくいかないと意味合いだったのだと思われます。 ですがその後、通商協定の合意間近の報道がされた2020年12月24日(Bloombergは2020年12月21日に速報ありましたがラインは2020年12月24日の始値)はジョンソン首相が勝利したラインより通商協定合意ラインの方が下にできることになりました。 つまり、ジョンソン勝利ラインよりポンド安で推移した理由は合意なき離脱による損害のためだったので、通商協定合意はその損害を打ち消した事になるためジョンソン勝利ライン...
日本郵船 TradingViewの株式スクリーナーで、7月30日に通知メールが来ました。 他にも幾つか設定していますが、TradingViewのスクリーナーで設定できる項目は非常に多くて頼りになります。 きれいな上昇トレンドも簡単に見つけられますし、テクニカル条件設定も豊富で、ファンダメンタルの条件も多数設定できます。 難点は2つ 1)1つの項目を2回以上条件に設定できない 例えば「現在値」という項目を使うとした場合 ・200日移動平均線 以下 現在値 ・現在値 以上 5ドル という、設定はできません。 現在値を2回使えないからです。 2)米国株式と日本株式は単位が違うため設定を分ける必要があること 日本株式は「円」、米国株式は「ドル」になります。 ・現在値 以上 2000 という設定をすると 日本株式は「...
水平線は指で追えるような波の山や谷に引くのが一般的だと思います。安値と高値が切り上がっていれば上昇トレンドですし逆に切り下がっていれば下降トレンドです。そこにラインを引いても何ら問題はないと思われます。これまでのラインの引き方に問題点があるわけではありません。僕の水平線の引き方はより通貨の強弱等の意識が集まりやすいところに引きます。よって、トレンドの起点が変わるので分析の楽しさも増しますし精度も上がります。 僕が水平線(以降、ライン)を引く場所は 絶大なインパクトが起きた日の始値...
こんなに、じゃぶじゃぶ発行、送金されては、かないません(´(ェ)`)w 送金数時間内にガッツリ上がり、 送金が途絶えるとガッツリ下がるという都市伝説は本当なのでしょうか… (・(ェ)・)しかし、すごいですね。
こちらがFRBの資産額推移です。 桁が多すぎて分かりにくいですが 単位が百万ドルですので 左端の数値が兆ドルを指しています。 つまり現在は8兆2571億円ということになります。 FRBの資産が増える要因は国債の買い入れです。これを縮小するのがテーパリングということになります。 全体を見ると大きく3つの増加期があることが分かります。 ①(緑)のリーマンショック期 ②(赤)のコロナ発生期 ③(紫)のコロナ拡大期 分析...
TradingViewでアメリカの連邦準備制度のデータを利用できるようになっています。 連邦準備制度はアメリカの中央銀行制度のことであり、連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を決定しています。 経済指標と為替・株価・商品などは連動性があります。 その為、経済指標と他のデータ(例えば株価指数)を同一画面で表示させることで、より精緻な分析が出来るようになります。 今回ははじめということでアメリカの失業率を表示してみましょう。 連邦準備制度の経済データを表示するにはティッカー欄に FRED: と打ち込めばOKです。
2021年7月29日3:00にFOMCの声明がありました。(図の赤で塗りつぶした時点) 今回はその少し前の欧州時間を起点としてドルの強弱の変化を見ていきましょう。 29日3:00のFOMC声明を受けて、一旦はドル高に振れたものの、その後はドル安の展開となりました。 今回のFOMCでは テーパリング(資産買い入れ縮小)の時期が焦点となっていましたが、明言を避けました。 一方で、着実に経済は回復してきており、今後も都度精査していくとの声明があった為、ドルが買われる展開が一時的に発生したものと考えられます。 しかし、落ち着きを取り戻しマーケットの受け止めとしては当面のテーパリングが回避されたことからドル売り→ドル安に戻っていったものと推察します。 このようなマーケットに大きな影響を与える"イベント"は起こった時点では色ん...
金利のつかない金は売られるという理屈で現在s上げに入っています。株、為替、コモディティーに影響を与える債券利回りは日々要チェックですね。