FRBのテーパリング早期化懸念が市場を不安定にする日々が続いています。 実際にFRBがテーパリングの議論を開始したり、テーパリングそのものを開始したらどういう動きが想定されるのかが気になったので、前回リーマンショックからの金融緩和を経たテーパリング時のチャートの動きを振り返ってみました。 過去にどのような反応があったのかを知れば、今後行われるテーパリング時のマーケットの動きに対応する準備とすることができるでしょう。 この投稿では米国10年債利回り、ドル円、株価(S&P500)、ゴールドの4つに絞って取り上げます。 まずは米国10年物国債の利回りからです。 【米国10年物国債の利回り】 過去20年間の月足チャートに主要出来事をプロットしたチャートです。 ...
日米10年もの国債利回り差とドル円の週足を比較してみました。 2014年ー2016年を除いては比較的連動性が高いことがみてとれます。 直近1年では 値幅はあるものの概ね連動しています。 かつ2021年になって連動性が高まっています。 ・為替への影響 長期金利差は"その通貨への魅力度合い"を表すといっても過言ではありません。 だからこそ、マーケット参加者は代表的な金利である10年もの国債利回りの差を注視します。 一時的に為替に連動しない時期もありますが、ここ最近は連動性の高まりを見せています。 よって、為替を見る際にも長期金利差は欠かさずチェックしておくことをおすすめします。