前回の投稿で指摘した直近安値と 重要な安値である青線を綺麗に下へブレイクしていきました。 一旦は戻していますが、下げを止めるまでの上昇力は見られません。 3月後半からのチャートを見ると 買い方が入るチャンスはほとんどありませんでした。 そして売り方は、売っては買い戻しという回転売買がかなり行われてきたと推察されます。 (加速度をつけた大幅な下落でなく、徐々に下げてきている点より) 売り方の買い戻しが都度入っている以上、急激な上昇力は見込めません。 また、下げダウが成立している現状での買い方の意欲は強くないでしょう。 この辺りのチャートから読み解ける相場から考えると、 まだ下方向と見た方が確率的には高そうです。 仮に下方向へさらにブレイクしていった場合次は黄色線、赤線となり、100円を割ることも十分想定されます。 ...
WTI原油については コロナによる需要減、 供給過多から大幅下落したものの 10ドル台から40ドル台への回復をみせている。 ただし、43ドルを頭打ちに36ドルを挟んでのレンジ入りした様に感じられる。 今後の展開としては 需要がいかに増えていくか? がカギを握っている。 2030年のSDGsを進める上で CO2削減の動きは強くあるものの 急に燃料を変えることは出来ない為、 依然として、「経済の血液」であることには変わりない。 しかし コロナ禍の現在では 物流、航空業界での、モノ・ヒトの動きが制限されており "急激な"需要増は見込めないだろう。 それを考慮すると、"徐々に"回復していくものと考えられる。 それまでは比較的、動意の薄い状態が続くのではないか。 今後のマクロ経済動向を注視していきたい。