トレードツール
日経と米指数比較、エリオットカウント(妄想)昨年8月のFOMC声明でパウエルさんがインフレ率2%超えも気にせず緩和を続ける、との報道から加速した資産バブル。
今週米国債利回りが1%を超え、1年移動平均線を上ぬける動きにも関わらず、(アイデア更新欄参照)
米市場は見ぬふりで市場最高値を大幅更新しました。
アメリカ議会にデモ隊が雪崩れ込む異常事態でも追加緩和期待にのぼせてリスクオンとなる異様なマーケットには違和感を
覚えざるを得ないですが、事実アメリカ株式市場は目の前で上昇しています。
今週は金、銀が大きく下落しました。金利がつかないものから金利がつくものにお金が流れたということでしょうか。
リスクオンで安全資産である国債から株式や商品等のリスク資産に資金が移動、その結果国債価格が下落し利回りが上昇、
そこに金などから一部資金が流入?
今週はオイルも上昇しました。5年移動平均線に迫る勢いです。オイルマネーが活気づき更にバブルが進むかもしれません。
しかし原油価格高騰は材料費高騰となり、ただでさえコロナで苦しい企業収益を圧迫する要因となります。また、金利上昇は
低金利をいいことに借金しまくっている企業、国の財政を圧迫します。原油高騰がトリガーとなりインフレが起これば、
現在のなりふり構わない金融緩和続行に赤信号が灯る可能性があります。
全然スケールが違う話ですが、今週地元の不動産王が経営する不動産会社が潰れました。低金利をいいことに借金しまくり
次々と土地を購入、マンション建設を繰り返していましたが、収益が悪化し返済できなくなると、あっという間に倒産です。
国の財政までは分かりませんが、企業なんて脆い脆いものです。金利上昇は当面3%が境界に意識されるでしょう。また、
上昇のスピードにも注意すべきだと思います。
ユーロ危機の時、ギリシャやスペインの国債が暴落し、利回りが急上昇するのを見てパニックが起こりました。国がデフォルト
する、などという危機意識が高まり超悲観だったあの時とは正反対に、現在は超楽観です。アメリカが当時のギリシャのような
状況にはないですが、それにしても楽観的すぎると感じるのは僕だけでしょうか。
今はコロナ禍で目を瞑っている国の財政問題もどこかで非難される時がくるでしょう。緊縮の動きが今週チラッと要人発言の
中に見られましたが、そこに注目が集まり始めると雪崩のように売りが入る可能性があります。
日経平均は他の先進国の指数と比べ不当に?安い水準を推移してきたのは事実です。エリオットカウント上は、記載したような
今後を示唆しますが、今書いたような懸念があり、妄想にすぎないか、と今は考えています。
環境認識と売買判断・売買のタイミング取りをサポートしてくれるインジケーター左上のように監視すべき指標を重ねたインジケーターを作り供給していますが、
見ている内容を分解すると、その他3つのチャートに表示した内容になります。
中長期トレンドの状況と方向の一致不一致を確認しながらボラテリティーが
低下してエネルギーが溜まった状態が打破され、程よく乖離し始める、
トレンドの初動に乗り、過熱による乖離を見てポジションを閉じる理想の
トレードを目指します。
チキン利食いを防ぐため、サポートとして効いている移動平均線は現在
どの期間かを見極め利益を追求します。
中期・短期のボリンジャーバンドから両方トレンドが発生する場面は特に
利益を伸ばせる環境にあります。長期ボリンジャーは敢えて表示せず、
判断の遅れを防ぎます。
しかし長期移動平均線からは、中短期トレンドを阻害する、逆張り組による
圧力を受けるため意識しておき、行手に立ちはだかっているシーンでは、
欲を出さず、手堅い利食いを心がけます。
使い方や判断の具体例は関連アイデアをご覧ください。