マネーストック(銀行から市場に出ていくお金の量)の月足です。 チャートがラインで時系列が解りづらいので赤い縦線を一年毎にひきました。 コロナの後に大規模な財政支出が開始されてマネーストックも大きく上昇していますね。 その後、インフレ率の上昇とともにFRBが金融引き締めを行ってマネーストックもやや下落してきていました。 ただ去年の中ごろからマネーストックのM2は下落どころかむしろ上昇に転じてきています。 なので現状としてはアメリカは金融環境を引き締め切れていないのかもしれませんね。最近のゴールドや原油の上昇も仕方ないといった所でしょうか。 インフレ率が再上昇なんてことだけは勘弁してほしいと個人的には思っています。
日本の利上げ・利下げはアメリカのインフレが輸出されてきてから起こると言われていますね マイナス金利は特例だとすれば 解除後に、過去と同じような動きをする可能性があります となると、やはり2024年下半期はそれなりにドル円下げ圧が生じるのではないでしょうか
アメリカの失業率。月足です。 3.9%になりました。 過去、失業率が底(今回は3.4%です)から0.5%上がったら上昇トレンドに入るというアノマリーがあったと思うんですが先月の雇用統計で失業率が0.5%上がってしまいました。 あくまでただのアノマリーですので再現性はいかがなもんかとは思うのですが、チャート上はトレンドが底打ちしたとは言えそうです。 今までが完全雇用と言える状態でしたし、あくまでも金融引き締め中ということを考えると今後に失業率が多少でも上昇していくかもしれません。 そうすると今の「ソフトランディングになるに決まっているだろ」という雰囲気が変わるかもしれませんね。これはあくまでも私のポジショントークなんですが。
jp.tradingview.com 新規失業保険申請件数(4週移動平均) 米30年国債先物 日本円通貨先物 新規失業保険申請件数の増減と米国債価格の増減は、一般的には経済の健康状態や不安定性に関連していますが、直接的な因果関係はないと言われています。これらの指標は異なる経済要因に影響されますが、いくつかの共通点が考えられます。 1. 経済の健康状態 - 新規失業保険申請件数が増加する場合、これは通常、経済が減速しているか、不安定である可能性があります。景気後退や不況時に失業率が上昇し、失業保険の申請が増える傾向があります。 -...
日本のコアコアCPIの前年比です。 参考までに2%と0%の所に赤い水平線を引きました。 1970年からのデータですね。見ていると1980年代にはもう2%台だったんですね。まだ経済成長していたと思うんですが。 バブル崩壊後に30年近く日本の何かが失われていたんですがその期間もCPIは低いままです。 こうやって長い期間のCPIを見ていると今は4%弱ありますがきっと今後は2%かそれ以下に落ち着いていくだろうと容易に予想できますね。それとも異次元の緩和が2014年から行われていたんで遅れながらもその効果で今後はある程度のインフレ率を維持していくんでしょうか? 今、アメリカのコアCPIは4%位。日本も同じくらいですが金利はアメリカは5%ちょっとで日本は約0%。実質金利差で言うと5%位日本の金利は低いということになります。 だ...
バブル時代の高値を目指す勢いで、あっという間に34000円台に乗せた。近年まれにみる海外投資家の買いが要因とされている。天井からは33000円台を割り込む落ち込みをみせたが、しっかり押し安値となり再び上昇して6月を終えた。円安との連動性も強かったが、中旬以降はやや薄まった。7月は強めの円安アノマリーがある。もし、その要因になれば日経は再び強い上昇となるか!?海外投資家の力が要となりそうだ。
チャートはFFレートです。月足です。 またアメリカ国債の2年物と10年物の利回りも載せています。実質金利って何を名目金利として、ソコからインフレ率を引くのかイマイチ解らなかったのでこんなチャートになってしまいました。 下段にはアメリカのコアCPIを載せています。 FFレートはフェデラルファンドレートと言ってアメリカの政策金利の事だと理解しています。 物価を表現する指標としてコアCPI...
日経225は週足で三角保ち合いを抜けたのは4月でした。ココからはほぼ戻ることなく上昇となり、遂にはコロナショック以降の最高値を更新しました。目指すはバブル時代の最高値となります。日足連続6本陽線だったが、週末は久しぶりの陰線で終わった。まだまだ逆張りショート勢が焼かれる上昇となるのか!?それとも高値図噛み勢をいったん焼き払う急落をみせるのか!?
2022年3月の利上げ開始以来、アメリカのマネーストックの伸びは着実に止まって、やや減少傾向にある。 大きくお金を減らすことは難しいが、コロナショック以降お金がじゃんじゃん増えてくフェーズは終わっている。 それを踏まえた金融資産のありかたを考えたほうが良いと思う。 特に実態のない無価値なものまで価格が上がってたのがこれまでだったので。 もう、お金がどんどん増えていくフェーズは終ってるんだから…
FRBはFFレートを5%超まで調整する方針で進めています。 今後まだ利上げさせるということですからFRBがいつ緩和方向に方針を変更していくのか注意していくべきですが、そろそろ株式の積極的投資の時期になってくると考えています。 今週は10日にCPI(消費者物価指数)の発表があります。 <総合> 予想:8.0% 前月:8.2% <コア> 予想:6.5% 前月:6.6% CPIの結果発表が予想よりも高ければ、FRBの積極的な利上げ継続を警戒し株式市場も上昇とはなりませんが、CPI結果が悪ければ、政策金利調整(利上げ)のペースが緩やかになるかもしれません。 そうなれば株式市場にとっては追い風になります。 今週は「CPI」発表に注目していきます。
普段はテクニカルをもとにトレードしていますが、ファンダメンタルズも重要だと考えており、 アメリカの株価指数と相関のありそうな経済指標をまとめました。 ■左上チャート S&P500の前年同月比(青)とフィラデルフィア連銀製造業景況指数(赤) ■右上チャート S&P500の前年同月比(青)とミシガン大学消費者信頼感指数の前年同月比(赤) ■左下チャート S&P500(青)とNAHB住宅市場指数(赤) ■右下チャート S&P500(青)とJOLTS求人件数(赤) 他にありましたら後ほど記載します。
先日マネクリで米2年債利回りが4%を超えればドル円が140円になるという記事を見つけた。 面白い分析だなと思ったのと同時に、信憑性はどれくらいかと単純に疑問になったので自分でもチャートを書いてみることにした。 まずこの見解に対する感想を先に述べておくと、個人的にはちょっと強引すぎる結論だなと感じた。 直近の1年程度を拡大してなんとなく2年債利回りとドル円が重なっているのでそれを外挿するイメージで推測しているが、実際に自分で重ねてみるとなかなか重ねられなかったためである。 もちろん仕組み的にはこれらは連動するので参考にはなる。だが4%と言い切れるかは何とも言えない感触だった。 これを皮切りに、勉強を兼ねて為替変動の要因について自分なりに調べてみた。 一般に為替変動の要因としては金利のほかに物価や貿易収支などがあげられる。...
先日米国の大暴落はバブルの崩壊なのかという記事を書いた。 その記事を書いた理由は、昨年末ギリギリまだ伸びていた時点で、米国株をそこそこな量を購入してしまい、現実を受け入れたくない執念で分析したためである。せっかく調べたなら自戒を込めて残しておこうと。 その記事では自らバブル崩壊と認める内容を記したが、ネガティブな話だけでは悲しいので自分への慰めのために別テーマでポジティブな分析もやってみたためここに記す。 「今後伸びる国はどこか」 GLOBAL NOTEというサイトで各国の名目GDP推移をcsvデータで無料ダウンロードできる。※その他は有料。 (その分析画像も見せたかったがTrading...
金融政策には ・量的政策(国債を買い取り、市場に資金を流す、もしくは国債を売却し、資金を吸収する) ・質的政策(政策金利を下げること、もしくは上げること) の2種類があります。 アメリカは特にコロナショック後 質的、量的にも大規模な金融緩和政策を行ってきました。 つまり政策金利を下げ、国債を買い取ってきました。 その結果、FRBのバランスシート(B/S)はコロナ前には約4兆ドルだったものが、現在は約9兆ドルまで膨れ上がっています。 膨れ上がったB/Sを少しずつ縮小させていくことになりますが、これをQT(Quantitative...
ちょうど1年前ごろから 目標2%のインフレ率を オーバーシュートしていき ジワジワと現在も上がり続け 先日は40年ぶり以上の 8.5%までつけた FRB全てがタカ派で染まるも 利上げ回数・利上げ率に関しては 意見は分かれている 通常であれば最速でも 毎会合の0.25きざみで 利上げだが0.5・0.75まで 本当にしてくるのか?? ドル円も20年以上ぶりの 円安水準となりコレが アメリカにとっても 良い状況とは思えない
昨夜のFOMCで明確にインフレ抑制に 固執すると発言され 利上げ回数も7回を明言 インフレ率が二桁を付ける前に 急務となった感じですが FRBバランスシートも 縮小していくわけで 株式市場を大暴落させずに 本当にコントロールできるのか?? そうでなければ 別の問題が発生するでしょう!