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日経平均VIは小幅に低下、株価堅調だが警戒感の後退は限定的

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時30分現在、前日比-0.09(低下率0.48%)の18.84と小幅に低下している。なお、今日ここまでの高値は18.95、安値は18.59。

昨日の米株式市場で主要指数が大幅高となった流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。一方、今晩発表される10月の米個人所得・個人消費支出(PCE)や11月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、明晩発表の11月の米雇用統計など米経済指標発表を控え、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードの後退は限定的で、日経VIの低下幅は概ね小幅にとどまっている。

【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

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