アクセル---3Qは2ケタ増収増益、LSI開発販売関連の売上高及び利益が順調に推移

アクセル<6730>は8日、2023年3月期第3四半期（22年4月-12月）連結決算を発表した。売上高が前年同期比29.6%増の106.90億円、営業利益が同34.9%増の12.80億円、経常利益が同46.8%増の14.28億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同38.6%増の11.30億円となった。

LSI開発販売関連の売上高は前年同期比29.1%増の101.83億円、セグメント利益は同21.4%増の20.94億円となった。主力製品であるパチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIは前年同期に対し約3万個増加となる38万個の販売となったことに加え、メモリモジュール製品が採用顧客の好調な販売動向に支えられ、前年同期を大幅に上回る販売となった。また、当第3四半期末の同セグメントの受注残高は228.91億円となっている。なお、世界的な半導体の供給不足の影響から多くのメーカーにおいて部材を積極的に確保する動きを見せており、本受注残高には来期、再来期の販売予定分が含まれている。

新規事業関連の売上高は同42.3%増の5.07億円、セグメント損失は2.87億円（前年同期は3.14億円の損失）となった。新規事業関連は、組み込み機器向け製品に加え、ミドルウェア、機械学習/AI、ブロックチェーン、セキュリティ領域に向けたスタートアップ事業であり、機械学習/AI領域での売上高が中心となっている。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前年同期比25.6%増の134.00億円、営業利益が同45.4%増の12.20億円、経常利益が同35.7%増の13.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.8%増の10.20億円とする計画を据え置いている。