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【市場反応】米Q3GDP改定値/10月卸売在庫速報値/10月前渡商品貿易収支、ドル買い再開

[欧米市場の為替相場動向]

米商務省が発表した7-9月期国内総生産(GDP)改定値は前期比年率+2.9%となった。伸びは速報値+2.6%から予想以上に上方修正され昨年10−12月期以降で最大。同期個人消費改定値も前期比年率+1.7%と、速報値+1.4%から予想以上に上方修正された。

米10月卸売在庫速報値は前月比+0.8%と、伸びは9月+0.6%から縮小予想に反し拡大した、

10月前渡商品貿易収支は990億ドルの赤字と、赤字幅は9月919億ドルから縮小予想に反して拡大し6月来で最大。

朝方発表されたADP雇用統計の伸びが予想を下回ったためドル売りが一時強まったのち、GDP改定値や卸売在庫速報値が予想を上回ったためドル買いが再燃した。ドル・円は138円80銭から139円33銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0392ドルの高値から1.0367ドルまで反落した。ポンド・ドルは1.2017ドルから1.1885ドルまで下落した。

【経済指標】

・米・11月ADP雇用統計:+12.7万人(予想:+20.0万人、10月:+23.9万人

・米・10月卸売在庫速報値:前月比+0.8%(予想:+0.5%、9月:+0.6%)

・米・7-9月期GDP改定値:前期比年率+2.9%(予想:+2.8%、速報値:+2.6%)

・米・7-9月期個人消費改定値:前期比年率+1.7%(予想:+1.6%、速報値:+1.4

%)

・米・10月前渡商品貿易収支:−990億ドル(予想‐906億ドル、9月−919億ドル)

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