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英ポンド週間見通し:弱含みか、高インフレによる経済悪化の懸念も

■伸び悩み、1月サービス業PMI速報値は市場予想を下回る

今週のポンド・円は伸び悩み。1月24日発表のS&Pグローバル1月サービス業PMI速報値は市場予想を下回ったこと、英国の主要株価指数は弱含みとなったことが嫌気されたようだ。英中央銀行による追加利上げが想定されているものの、景気悪化の懸念は消えてないことから、リスク選好的なポンド買いは一部にとどまった。取引レンジ:159円51銭-161円82銭。

■弱含みか、高インフレによる経済悪化の懸念も

来週のポンド・円は弱含みか。英中央銀行は2月1-2日開催の金融政策委員会(MPC)で利上げ幅の縮小を検討するとみられ、リスク選好的なポンド買い・円売りは後退しそうだ。また、高インフレによる英国経済の悪化もポンド売り材料になりそうだ。ただ、日本銀行は金融緩和政策の継続を伝えており、リスク回避的なポンド売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント

・2月2日:英中央銀行MPCが政策金利発表(追加利上げの公算)

予想レンジ:159円00銭−162円00銭

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