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米国株見通し:上げ渋りか、前日大幅高の反動で調整売りも

(13時50分現在)

S&P500先物 4,084.60(+4.5)

ナスダック100先物 12,040.40(+10.3)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は5ドル安。米10年債利回りは下げ渋り、本日の米株式市場は高安まちまちとなりそうだ。

11月30日の主要3指数は急伸。終盤は買い優勢でほぼ高値引けとなり、続伸のダウは737ドル高の34589ドルと7カ月超ぶりの水準に浮上した。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長はこの日講演し、引き締めペースを緩める考えを表明。早ければ今月13-14日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅が縮小されるとの期待感が幅広い買いを誘発した。特に、長期金利の急低下でハイテク関連が買われ、相場をけん引した。

本日は上げ渋りか。パウエル議長がタカ派的な政策スタンスを後退させ、来年4-6月期の利上げ停止の思惑から安心感が広がりやすい。前日の国内総生産(GDP)の上方修正も改めて材料視されよう。金利先安観から、本日決算発表のセキュアワークスなどハイテクへの買いが注目される。ただ、本日のISM製造業景況感指数は景気の好不況の境目である50を下回ると予想され、前日急伸の調整による売りが上値を抑える可能性があろう。

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