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NY債券:米長期債相場は下げ渋り、インフレ緩和が続く

27日の米国長期債相場は下げ渋り。米商務省がこの日発表した2022年12月のPCEコア価格指数は前年比+4.4%と市場予想と一致したが上昇率は11月実績を下回った。インフレ緩和を意識して長期債利回りの上げ幅は縮小した。2023年に向け経済が低成長路線に入る中、インフレの鈍化継続を示した。

CMEのFedWatchによると、27日時点で3月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.75-5.00%となる確率は82%程度。10年債利回りはニューヨーク市場の序盤にかけて3.561%近辺まで上昇したが、まもなく反落し、ニューヨーク市場の取引終了時点にかけて3.498%近辺で推移。

イールドカーブは、フラットニング気配で推移。2年−10年は-69.20bp近辺、2−30年は-57.40bp近辺で引けた。2年債利回りは4.20%(前日比:+2bp)、10年債利回りは3.50%(前日比0bp)、30年債利回りは、3.62%(前日比:-1bp)で取引を終えた。

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