ガイアナ裁判所は、エクソン社に対する原油流出に対する無制限保証の命令を保留する。

ガイアナ控訴裁判所の裁判官は木曜日、エクソンモービル XOMと海洋石油生産のパートナーに、潜在的な石油流出をカバーするための無制限の保証を提供するよう求めた下級裁判所の命令を一時的に停止した。

この延期により、米国初の海上石油プラットフォームでの石油生産は雲散霧消することになった。エクソンは、停止が認められない場合、同施設での生産を停止し、プロジェクトのパートナーに月3億5000万ドルの収入減をもたらす可能性があると述べていた。

裁判官は、Hess Corp HES と中国のCNOOC 600938 を含むグループは、10日以内に20億ドルの保証を提供しなければならず、さもなければ停止は解除されると述べた。

エクソンは最近、当初の環境責任の範囲を超えるオフショア事業のために、20億ドルの関連会社保証を提供することに同意したと、裁判所に伝えた。

Rishi Persaud判事は公聴会で、収益損失と「許可停止になった場合の壊滅的な結果」についての「不利な状況」が、停止を認めるに至らしめたと述べた。

下級審では、住民の提訴により、コンソーシアムが初の海上石油プロジェクトに際しての保険義務に違反しているとの判断が下されました。

エクソンと同国政府（プロジェクトからのロイヤリティと利益の分配を受ける）は、十分な保護があるとして、この判決（(link)）を不服としていた。

エクソンは、この決定を歓迎し、スポークスマンは、「関係者全員の利益になる」と述べた。

「特に、石油・ガス産業に依存する何千人ものガイアナ人労働者と何百もの地元企業にとって、国家的意義のある問題である」と広報担当者は述べた。

(link) エクソンが許可要件に違反したとする下級審の認定に反対した国の環境保護庁(EPA) の弁護士は、この停止を歓迎した。

同庁は、最初の判決を破棄するために、控訴裁判所で十分な審理を求める予定であるという。

サンジーヴ・ダタディンはロイターに対し、「無制限の保証という概念は、抑圧的であり、私の謙虚な見解では、不法行為である」と述べた。