メルセデス・ベンツ、テスラを抑えてカリフォルニア州の自動運転技術認可を取得

カリフォルニア州自動車局は木曜日、メルセデス・ベンツ MBGの自動運転システムを、ドライバーの積極的な制御なしに一定の条件下で指定された高速道路で走行することを承認しました。

ロイターの計算によると、カリフォルニアはテスラ TSLAの最大市場の一つで、昨年の自動車メーカーの世界販売台数の16％を占めている。

しかし、ドイツの自動車メーカーはテスラを抑えて、カリフォルニア州で自動運転システムを搭載した車を一般消費者に販売またはリースする認可を受けた最初の自動車メーカーとなった。

認可を受けたのは、レベル3のメルセデス・ベンツ「DRIVE PILOT」システムで、ドライバーは合法的にハンドルから目を離すことができるが、必要に応じてコントロールを再開することができる必要がある。

DRIVE PILOT」システムは、日中の高速道路で、時速40マイルを超えない範囲でのみ作動することができるとDMVは述べています。

メルセデス・ベンツは声明の中で、2024年モデルのSクラスおよびEQSセダン車のオプションとして、米国市場で自動運転システムを利用できるようにすると述べています。

SクラスとEQSセダンのそれぞれのモデルについては、今年後半に最初の納車が予定されています。

テスラのオートパイロットやゼネラルモーターズ GMのスーパークルーズなど、現在公道を走っている他のシステムはSAEレベル2に分類され、一部の運転タスクを処理するが、ドライバーには常に注意を払うことが求められる。

テスラは、レベル2の運転支援システムを「フルセルフドライビング」と呼び、安全な運転を維持するためには、ドライバーが常にこの機能を監督し、必要に応じて介入する必要があるとしています。

今回の許可により、メルセデス・ベンツは、ベイエリア、セントラルバレー、ロサンゼルス、サクラメント、サンディエゴのカリフォルニア州の高速道路と、南カリフォルニアとネバダ州を結ぶ州間高速道路で「DRIVE PILOT」システムの提供を許可された。

今年初めには、メルセデス・ベンツもネバダ州の道路で高度な自動運転システムを展開するための認可（(link)）を受けています。