描画位置が時間足によって異なります

同一シンボルでも描画は時間足により異なって表示される可能性があります。この理由のひとつには、下位の時間足には、より多くの情報(バーの時間とOHLC値)が含まれるという事です。

具体例として、2つのバーの高値を結ぶトレンドラインを描画して、利用する時間足(この例では日足と週足)により結果がどの様に異なるかを比較してみます。

1. まず最初に、日足チャートでトレンドラインを描画して、それが週足チャートでどの様に表示されるかを比較してみます。

上記画像では日足チャートで選択したポイントのタイムスタンプと、週足のタイムスタンプが異なる事が確認できます。週足では、各タイムスタンプが週の始めとなり、また週足でのトレンドラインのポイントは(該当の日足チャートの日時を含む)週の最初の日となります。この事は基本的に、トレンドラインが同じであっても、該当のトレンドラインのX座標は(時間足により)異なるという事を意味します。

2. 今度は、同じトレンドライン(しかしながら実際には異なります)を週足に描画してみます。

この場合、週足チャートで設定したポイントのタイムスタンプは、日足チャートでも利用可能です。ですから双方のチャートで、トレンドラインのポイントは、正確なタイムスタンプの地点に正確に表示されます。しかし、日足チャートではトレンドラインのポイントが、週足とは異なり高値にタッチしていません(週の最高値にはまだ達していません)。

これらの動作は複数チャートレイアウトだけでなく、単一のチャートレイアウトに何かを描画して、時間足を切り替えた場合も同様となります。描画は、最初に描画が追加された時に使用された時間足に依存し、時間足を変更された場合には、配置が異なる可能性があります。