基本EPS (基本1株当たり利益)

EPSとは、発行済普通株式1株当たりの利益額です。EPSは、企業が決算報告を行う際に測定される指標の中でも最も一般的なものの一つです。

基本EPSは、普通株式1株に対して企業がどれだけの利益を得ているかを示すおおよその尺度になる為、注目に値するでしょう。この指標はシンプルな資本構成をもつ企業に適しています。基本EPSは、より複雑な資本構造を持つ企業の利益を分析する際に重要となる、転換証券による希薄化の影響を考慮していません。

基本EPSは、過去12ヶ月間の平均普通株式数に基づいて計算されます。これは米国企業の場合に適用される計算方法です。米国以外の企業の場合は、前会計年度の普通株式の平均株式数が使用されます。