暗号コイン/DEX/CEXスクリーナーの違いは何ですか?

TradingViewでは暗号資産向けのツールを幅広く用意しています。各プロダクトの主な違いを見てみましょう:

暗号コインスクリーナー

暗号コインスクリーナー」では特定の市場や取引所にフォーカスせずに、様々なコインやトークンに関する情報を集約しています。シンボルデータのソースは "CRYPTO" です。

このスクリーナーでは、時価総額、発行済みコインの循環供給量や最大供給量など、暗号資産に関する一般的な情報を取り扱っています。価格および価格に関するデータについては、弊社でサポートしている取引所すべてから収集した値を平均したものになっています。

また、ある特定の暗号コインについてソーシャルネットワーク上でのセンチメントを反映した指標もあります。たとえば、その暗号資産についての投稿の数やユニークユーザー数をはじめとして、そこでどんな言及がされているかに基づいたドミナンスの割合を計算したものもあります。

取引所を特定してトレード戦略を立てたい場合は、以下2つのスクリーナーをご利用ください:

- CEXペア

- DEXペア

CEXスクリーナー

CEXスクリーナー」では、TradingViewで利用できる中央集権型取引所から取引可能なスポットペア/先物/無期限先物のデータを取り扱っています。

このスクリーナーには、以下のような便利なフィルターがあります:

  • シンボルタイプ: スポットペア/先物/無期限先物のいずれかを選択します。
  • 基軸通貨と決済通貨: 取引するペアの第一通貨と第二通貨を選択します。
  • 取引所: 中央集権型の各プラットフォームによってフィルタリングします。
  • 24時間出来高(米ドル)と24時間出来高変動率: 流動性や取引の活発さを評価します。

DEXスクリーナー

DEXスクリーナー」では分散型取引所のペアのデータを取り扱っています。CEXスクリーナーとの主な違いはフィルターの種類に表れています。このスクリーナーでは、分散型取引所ネットワーク(およびトークン)の種類、トークンの時価総額 (FDV)、プールの流動性、各種テクニカル指標をはじめ、取引活動についての様々なデータ(ユニークバイヤー/ユニークセラーの数や売買取引数、売買取引高)など、そのプールのオンチェーンでの活動データによってフィルタリングできます。

DEXスクリーナーでは、下記のように膨大な量のデータが提供されています:

  • 流動性: 分散型取引所のプールに預けられている資産総額を米ドルで表したものです。流動性が高いと価格のスリッページが最小限に抑えられるので、スムーズな取引が保証され、その資産の安定性・取引条件・ユーザーの信頼が高まります。
  • FDV (完全希薄化後時価総額): 現在発行されているトークンと、将来発行されるトークン(マイニングやステーキングなど)の両方を計算対象にして、その暗号資産の時価総額を合計したものです。この指標はインフレの可能性と資産価格への影響を評価するのに役立ちます。
  • 取引高/買い出来高/売り出来高: ある特定のプール内の取引活動を反映する指標で、買いの出来高と売りの出来高で全体の取引高が形成されます。
  • 取引/買い/売り: 取引はプール内でのトークンの売買数を指します。買いと売りで区別された指標を使うと価格動向に関してより深い分析が可能になります
  • トレーダー/ユニークバイヤー/ユニークセラー: トレーダーに関する指標では、プール内で買い手または売り手として機能したユニークなブロックチェーンアドレスを追跡します。