ストップリミット注文とは
ストップリミット注文は、注文の発動条件となる価格と、約定したい価格の両方をコントロールできます。取引の執行に対して、高いコントロール性が得られます。
目次:
ストップリミット注文の仕組み
ストップリミット注文では、2つの価格を設定します:
- 発動価格: 注文を有効化する発動条件となるターゲット価格
- 指値価格: 約定させたい最も不利な価格
ストップリミット注文は、設定した発動価格に市場が到達したときに初めて有効になります。この時点では注文は板情報に公開されません。発動価格に到達すると注文は指値注文に切り替わり、指定した価格またはそれより有利な価格でのみ約定します。
- 売りの場合: 指値価格は、受け入れてもよいと考える最低価格
- 買いの場合: 指値価格は、支払ってもよいと考える最高価格
例えば、株価が現在100ドルで取引されているとします。105ドルを上抜ければ新たな上昇トレンドが始まる可能性があると考える一方で、106ドル以上では買いたくないとします。この場合、発動価格105ドル、指値価格106ドルの買いストップリミット注文を出します。市場価格が105ドルに到達すると、そのストップリミット注文は指値注文に変わり、106ドル以下の価格でのみ約定可能になります。
ストップリミット注文を出すことで、利益の確保や損失の抑制に役立つ場合があります。ただし、価格をコントロールできる一方で約定しないリスクもあり、以下のような状況では注文が成立しない可能性があります:
- 価格が到達しない場合: 市場価格が発動価格に到達しないため、注文は有効になりません
- 流動性が乏しい場合: 指定した価格での売買注文が十分にないため、ポジションを保有できません
- ギャップが発生する場合: 急激な値動きにより、指定した指値価格を超えてしまいます
上記例の発動価格が105ドル、指値価格が106ドルの場合、もし市場価格が105ドルから106.01ドルへ一気にギャップアップした場合、ストップリミット注文は発動し、指値注文に切り替わります。しかし、その時点で市場価格はすでに106ドルを上回っているため、注文は約定せずに未成立のまま残る可能性があります。
ストップリミット注文 vs 指値注文
指値注文
- 買い注文では最高価格、売り注文では最低価格を指定します
- 発注後すぐに市場で表示され、即座に約定されるようになります
- 高値掴みや安値売りを避けたい場合に最適です
ストップリミット注文
- 発動価格と指値価格の2つの価格を設定します
- 発動価格に到達した後にのみ、注文の執行が可能になります
- 事前に定めた値動きが発生した場合にのみ取引を行い、かつ価格もコントロールしたい場合に最適です
TradingViewでのストップリミット注文の発注方法
ご利用のブローカーでストップリミット注文がサポートされていることをご確認ください。ブローカー比較ページで詳細情報をご確認いただけます。
ブローカーに接続後:
- スーパーチャートの右上にある「トレード」ボタンをクリックします
- 注文チケットで「ストップリミット」を選択します
- 発動価格と指値価格、その他必要な注文内容を指定します

おわりに
ストップリミット注文はリスク管理に役立ち、有利な条件でのみ取引を約定することができます。ただし、市場が急激に動いた場合など、必ずしも約定が保証されるわけではない点に注意が必要です。
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