TradingViewヒートマップ:グローバルトレンドから詳細まで

目次

ヒートマップとは

ヒートマップは、以下の2つの主要な視覚指標に基づいて、市場を牽引する銘柄、出遅れ銘柄、新たなトレンドを瞬時に把握できるよう設計された視覚分析ツールです:

  • セルのサイズ: 主要指標(時価総額、売買代金、運用資産残高など)に基づく資産の相対的なウェイトや重要性を反映します。
  • セルの色: 選択した分析パラメーター(価格変動、総合パフォーマンス、ボラティリティなど)に基づくパフォーマンスの動向を表示します。

ヒートマップのアクセス方法

TradingViewの任意のページで、メインナビゲーションメニューのプロダクトドロップダウンにカーソルを合わせ、スクリーナーを選択し、目的のヒートマップをクリックします。

ヒートマップの使い方

1. 市場データを選択する

広範な市場から関心のある特定の範囲まで絞り込みます:

  • 株式: 特定の指数、または国全体の市場を選択します。
  • ETF: ファンドを表示したい特定の国を選択します。
  • 暗号資産: 「全コイン」、「ビットコインを除く」、「ステーブルコインを除く」、「DeFi」などでフィルタリングします。

2. セルのサイズを設定する

タイルのサイズは、マップ上での相対的な面積を決定します。面積が大きいほど、選択した指標の値が高いことを意味し、資産の「ウェイト」を素早く把握し、他の資産と比較することができます。

選択可能なサイズパラメーター:

株式

ETF

暗号資産

時価総額

AUM(運用資産残高)

時価総額

出来高

出来高

完全希薄化後時価総額

売買代金

売買代金

出来高 (USD)

単一サイズ

単一サイズ

単一サイズ

3. セルの色を設定する

色は、上昇、下落、パフォーマンス、ボラティリティといった資産の値動きを反映します。明るさや色彩により、値動きが突出した銘柄を即座に識別できます。

利用可能な色パラメーター:

株式

ETF

暗号資産

変動率

変動率

変動率

パフォーマンス

パフォーマンス

パフォーマンス

プレマーケット/アフターマーケットの変動率

NAVトータルリターン

出来高変動率

相対出来高

上位銘柄の構成比率

出来高 (USD)

ボラティリティ

ボラティリティ

ボラティリティ

ギャップ

ベータ

ギャップ

4. グループ化要素

銘柄は視覚的なクラスターにまとめて表示できます。これらのグループの相対的なサイズは、事前に選択したサイズパラメーターによって決まります。

株式はセクターごとにグループ化されます。

ETFはアセットクラスごとにグループ化されます。

暗号資産は階層的なグループ化なしに、単一の階層で表示されます。

ヒント: グループ名(特定のセクターやアセットクラスなど)をクリックすると、そのグループ内の銘柄のみを含む、拡大表示された詳細なヒートマップが開きます。選択したサイズと色の設定は自動的に適用されます。

活用例: S&P500の変動要因を特定する

S&P500指数の日次の変動要因を分析するための簡単なワークフローをご紹介します:

1. 株式ヒートマップを開く:

「プロダクト」 → 「スクリーナー」 → 「ヒートマップ」 → 「株式」に移動します。

2. 指数でフィルタリングする:

市場データのドロップダウンからS&P500指数を選択します。

3. サイズと色を設定する:

サイズを「時価総額」、色を「変動率(1日)」に設定します。

4. 銘柄をグループ化する:

業種別のパフォーマンスを確認できるよう、「セクター」でグループ化されていることを確認します。

5. 詳細を分析する:

特定のセクターをクリックすると、そのセクター内の銘柄にズームインします。個々のタイルにカーソルを合わせると、正確な指標データのツールチップが表示され、タイルをクリックすると詳細なシンボルページが開きます。

6. 表示を切り替える(オプション):

時価総額の大きさに惑わされずパフォーマンスの色だけに集中したい場合は、サイズ設定を「単一サイズ」に切り替えてグルーピングを解除します。

7. 分析結果を共有する:

ツールバーのカメラアイコンをクリックすると、作成したヒートマップをXに直接共有できます。

表示モード

ヒートマップは、分析のニーズに合わせて4種類のレイアウトにカスタマイズできます:

  • グループ化ありのクラシック表示: セルの色とサイズが変化し、資産はグループ(株式はセクター別、ETFはアセットクラス別)にクラスター化されます。
  • グループ化なしのクラシック表示: セルの色とサイズは変化しますが、すべての資産が単一のフラットな階層にまとめて表示されます。
  • グループ化ありの単一サイズ: すべてのタイルのサイズは均一ですが、資産はグループ化されたまま保持されます。特定セクター内での色のみに基づくトレンド分析に最適です。
  • グループ化なしの単一サイズ: すべてのタイルのサイズが均一で、単一の階層に表示されます。色が示すパラメーターのみに完全に焦点を当てたい場合、最もクリーンな概観が得られます。

その他の機能

ツールバーと共有

カメラ(共有)アイコンをクリックすると、以下の操作が可能です:

  • ヒートマップを画像としてダウンロードする。
  • 画像をクリップボードにコピーする。
  • 現在のヒートマップビューへの直接リンクをコピーする。
  • XまたはFacebookに直接共有する。

表示設定

タイル上の情報の表示方法をカスタマイズできます:

  • ロゴ: 企業やコインのロゴの表示・非表示を切り替えます。
  • タイトル: 「ティッカーシンボル」「銘柄名」「なし」から表示を選択します。
  • 表示項目: タイル内に表示するデータ(価格、出来高、パフォーマンス、または、なし)を選択します。
  • 配色: 「クラシック」「カラーバリアフリー」「モノクロ」のパレットを切り替えます。

インターフェースツール

  • フルスクリーンモード: ヒートマップを画面全体に拡大表示します。作業領域が広がり、タイルが大きくなって一目で比較しやすくなります。
  • ツールチップ: タイルにカーソルを合わせると、そのシンボルの主要情報が詰まったツールチップが表示されます。小さなタイルを表示している際に特に便利です。
  • 凡例: 画面下部のカラースケールにより、色合いや数値範囲(正確なパーセンテージの境界値など)を正確に読み取ることができ、市場状況を把握しやすくなります。

ヒートマップ vs スクリーナー

どちらのツールも、市場分析、トレンドの特定、異常値の検出を通じて意思決定をサポートしますが、そのアプローチは根本的に異なります:

  • スクリーナーは、精密な数式条件や柔軟なフィルターを使用して、深く詳細な抽出を行うために構築されています。
  • ヒートマップは、迅速な視覚的オーバービューのために設計されており、市場の変化や値動きが突出した銘柄、相対的なウェイトを即座に把握できます。

両者を組み合わせて使用することで、瞬時の視覚分析から詳細で緻密なフィルタリングまでを網羅する完全なワークフローが実現します。

ヒートマップのまとめ

ヒートマップは、直感的なサイズと色分けを用いて、株式、ETF、暗号資産の強力な視覚的分析を可能にするツールです。複雑な市場データをセルのサイズ(比較指標)や色(パフォーマンスやボラティリティの変動)に変換することで、市場全体の概況を即座に把握し、値動きが突出した銘柄を発見し、複数の銘柄を同時にモニタリングできます。

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