TradingViewの債券市場チャートの形成方法
多くの債券は流動性が低いため、約定取引のみに基づく従来のチャートでは、リアルタイムの市場センチメントを反映しない「ギャップ」や価格の停滞が生じる場合があります。より包括的な可視化を提供するため、当社では約定価格に加えて、BidとAskの気配値をチャートエンジンに組み込んだ「ハイブリッド・Midプライス・モデル」を採用しています。これにより、出来高にかかわらず、より細やかな価格表示が可能となります。
仕組みについて
日中取引時間中、(他の取引所と同じように)システムは、継続的かつ正確な価格形成を実現するため、以下の優先順位に従ってデータポイントを表示します:
- 最終約定価格(最優先): 約定取引が発生した場合、チャートには実際の約定価格が表示されます。これらのポイントには、公式の出来高が付随します。
- Midプライス(流動性補完): 約定がない場合、システムはオーダーブック(板)上の最良Bidと最良Askの平均値であるMidプライスを算出します。Midプライス = (最良Bid + 最良Ask)/2これにより、取引頻度にかかわらず、途切れのない価格ラインが維持されます。なお、これらのポイントの出来高はゼロとして扱われます。
この仕組みにより、取引が発生していない時間帯であっても、市場参加者のコンセンサスやマーケットメーカーの調整を反映した、より精緻で「ギャップのない」チャートを提供します。なお、本アプローチはSIXスイス取引所など、多くの取引所でも採用されています。
対象の取引所とプラットフォーム
現在、以下の取引所で「ハイブリッド・Midプライス・モデル」が採用されています:
| 取引所 | プレフィックス |
|---|---|
デュッセルドルフ証券取引所 | DUS |
フランクフルト証券取引所 | FWB |
ドイツ地方取引所: ハノーファー | HAN |
| ドイツ地方取引所: ハンブルク | HAM |
| ドイツ地方取引所: ミュニック | MUN |
| シュトゥットガルト証券取引所 | SWB |
ウィーン証券取引所 | VIE |
ルクセンブルク証券取引所 | LUXSE |
ブダペスト証券取引所 | BET |
プラハ証券取引所 | PSECZ |
| テルアビブ証券取引所 | TASE |
ボンベイ証券取引所 | BSE |
香港取引所 | HKEX |
シンガポール取引所 | SGX |
マレーシア証券取引所 | MYX |
オーストラリア証券取引所 | ASX |
| ゲットエックス (Gettex) | GETTEX |
トレードゲート取引所 | TRADEGATE |
ユーロTLX(EuroTLX) | EUROTLX |