先週の相場分析では、リーマンショック安値を更新後、さらに下落の可能性ありと言及しました。(先週の相場分析は下部リンクを参照) 結果としてその後価格は下げ、現在のローソク足終値はリーマンショック安値の下に位置して終了しています。 リーマンショックの安値の次の安値水準は2001年3月につけた安値ですが、COVIT-19の拡大状況を鑑みると、このまま下落を続け、2001年3月安値を目指してもおかしくはない状況です。 改めて月足を確認して現在の相場状況を振り返るようにします。 <長期足> 月足 冒頭述べた二つの安値水準、リーマンショックと2001年3月それぞれに水平線を引いてモニタリングします。 月足最後のローソク足はまだ未完成です。よってこの動きを週足で確認します。 ...
2020/03/10から下落を続けているポンドドル。 為替メディアの発表では1985年以来のドル高・ポンド安水準到達と報道された通り、30年以上前の安値まで落ち込む状況となっています。 現在の相場の状況、そして今後の見通しについて長期足の環境認識から始めます。 <長期足> 月足(ミクロ) 赤の下降チャネルに沿った下落トレンドです。 2016年につけた安値が直近の下落で更新されていることがポイントです。 ...
WHOのパンデミック宣言、世界中での感染拡大という有事のドル買いという背景もあり、急上昇からの急下降を見せているユーロドルの相場分析。 基本は下目線をキープしつつ、次の売り場を探しながら相場を観察しています。 まずは長期足による環境認識からスタートです。 昨今のようなボラの高い相場では、僕は週次で月足を見るようにしています。 1日1日の値動きの大きさが、月足に基づく大局観にどれくらいの影響が出そうかを確かめたいからです。 <長期足> 月足 2008年からの超長期トレンドが継続中です。 メインストリームは下降トレンドという大局観を持つ必要があります。 ...
先週の急落から一転急、今週は上昇を見せたドル円。 長期では三角保ち合いを形成していますが、ここ1ヶ月間、その上限下限の上抜け、下抜けを繰り返しています。 本来であれば機能する意識ラインが機能しにくくなっていることから、正直長期目線ではトレードをしないのが賢明という局面です。 現在の相場の状況と今後の相場観について長期足に基づく環境認識から考察してみます。 <長期足> 月足 三角保ち合いを形成していることがわかります。 最後のローソク足の下ひげが示すように、相場が上下に大きく揺さぶられている様子がみて取れます。 週足 週足で直近5本のローソク足をみて見ると、三角保ち合いの上限下限を上抜け、下抜け繰り返しているのが良くわかりますね。 ...
長期足での節目が接近し、絶好の売りポイントが到来したドルフラン。 早速長期足に基づく環境認識から始めていきましょう。 <長期足> 週足 赤の下降チャネルに沿って直近下降してきたことがわかります。 さらに200MA(水色のライン)も赤の下降チャネル上限に漸近しつつあります。 そして直近のローソク足が下降チャネル上限に接し、上ヒゲをつけ始めたところです。 200MAと下降チャネル上限が意識されていることがわかりますね。 ...
長らく上値を押さえつけられてきたドルカナダ。 直近大きな動きがあり、今後は上昇トレンドへの転換も見えてきた局面にあります。 早速長期足に基づく環境認識から始めましょう。 <長期足> 週足(マクロ) 赤の水平線で示されているように長期にわたって上値が抑えられていました。 その中で、緑の上昇チャネル、赤の下降チャネル、直近でまた緑の上昇チャネルといった具合で小さな波を形成している相場です。 週足(ミクロ) そして直近の週足のローソク足はどうかというと、以下のチャートのように、緑の上昇チャネル上限を窓を開ける形で上抜け、さらにはそのまま、長らく上値を抑えていた赤の水平線まで一気に貫き、大陽線となって引けたという状況にあります。 ...
過去数週間のドルフランの状況は、連日日足で陰線をつけてからの反発急上昇と他の通貨ペアに引けを取らない乱高下の様相を呈しています。 <長期足> 週足(マクロ) 高値を抑えられながらも、緩やかに緑の上昇チャネルに沿った上昇を継続してきていたところ、2019年半ばくらいから、今度は赤の下降チャネルに沿った下落が続き、直近は緑の上昇チャネル下限を下抜けてきたという局面です。 マクロで見ると、高値も安値も切り下がっているので、対局では下降トレンドが始まっているということが言えます。 ...
ついにリーマンショックの安値を10数年ぶりに更新してきたオージードル。 もう底だろう、もう上がり始めるだろうという期待をことごとく砕きながら未だに下落を続けています。 僕の相場分析を読んでくれている方々の中にも、底値での買いを狙っている方もいるかもしれません。 ですが、僕はさらなる下落が続くと見ています。 早速先週の相場の流れを振り返りながら、今後の展開について考察していきましょう。 <長期足> 月足 オレンジの下降チャネルに沿った超長期下降トレンドを形成中です。 最後の月足ローソク足は本投稿執筆時点で未完成であるものの、2008年10月のリーマンショック安値を大陰線で下抜けしています。 ...
現在の高ボラタリティ相場の中でも、特に乱高下をしているのがドル円。 一体どこまで下がるのかと思わせられたと思ったら、翌日には急騰と、大きく動く相場に混乱している読者も多いことと思います。 僕の相場感としては、ドル円は今後も下落継続と見ています。 その根拠はテクニカル分析のたった一つの指標です。 今日の相場分析ではそれを解説したいと思います。 <長期足> 月足 長期トレンドでは、高値が赤の下降ラインに沿って下落しつつ、安値は緑の上昇ラインに沿って上昇するという三角保ち合いを形成していることがわかります。 そして最後の月足(未完成)が非常に長い下ヒゲをつけて、この三角を下に抜こうとしてきた形跡が確認できます。 ...
未だボラタリティの高い相場が続いている為替相場。 ユーロドル相場に関しても急騰からの暴落という状況がここ数週間続いていますが、長期足での節目にあたる部分はこうした状況でも意識されています。 そのあたりの節目に触れながら、チャートを見ていきましょう。 まずは長期足に基づく環境認識からです。 <長期足> 週足 長らく続いていた赤の下降チャネル上限を上抜けして、200MA(水色ライン), 100MA(パープルライン)にレジストされる形で、赤の下降チャネル上限まで戻ってきたという局面です。 長期足を見ると、最近のようなボラの高い相場でも意外とこうした節目ラインの中で動いているという事実を大局観と共に見ることができます。 普段日足や時間足しか見ていない方は、長期足を見てみることをオススメします。 ...
年始のコロナウイルス拡大以降ずっと下落傾向にあったオージードル。 ここに来てドル安気配が市場を支配したことから、オージードルは少し上昇を見せ始めました。 FXは2つの異なる通貨の両替ですから、どちらかの通貨が弱くなれば、相対的にもう一方の通貨が強くなり、それがチャートの動きを形成します。 今後の相場展開について長期足による環境認識をもとに考察します。 <長期足> 月足 2011年からオレンジの下降チャネルで示されているように超長期下降トレンドにあります。 下がりに下がった価格は2008年のリーマンショックの安値水準にあと少しで到達というところで反発上昇を見せたところで先週の相場が終了。 ...
上昇トレンドへの転換が考えられる局面に突入したドルカナダ。 いつも通り、長期足を用いた環境分析から始めます。 <長期足> 月足 上値を抑えられながらも、安値が切り上がっているという三角持ち合いを形成中です。 週足 月足という大きな流れで見た三角保ち合いの中で、さらに緑の上昇チャネル、赤の下降チャネル、そして直近の緑の上昇チャネルというように、3つのサブチャネルに沿った波を形成していることがわかります。 そして直近、赤の下降チャネルと緑の上昇チャネルがクロスするところで、ローソク足が赤の下降チャネル上限を上に抜けてきたという局面。 ...
ドル安傾向に拍車がかかっています。 その影響としてドルストレートの一つであるドルフランも急降下。 過去2年間の最安値を更新するという状況になりました。 改めて長期足を元にした環境認識を行います。 <長期足> 月足 緩やかに安値を切り上げながらも全体としては長期でレンジを形成中です。 週足(マクロ) 緑の平行線で示したように上昇チャネルが存在していたものの、2019年の年末からにかけて下にブレイクされ、その後一旦チャネル内に戻りましたが、再度下落という局面になっています。 ...
2週間で112円台から105円台まで7円近くも大暴落したドル円。 ドル安に日々拍車がかかって、その資金がユーロや、円買いに進んでいます。 現在レートよりも下に位置する意識ラインは2019年1月のフラッシュクラッシュ時につけた104.645、2019年8月26日につけた逆三尊の中央の谷。ここまでは今の下落が継続すると見ています。 あまりにも大きな変動があった相場であるため、改めて長期足である月足から環境認識を行っていきましょう。 <長期足> 月足 最後のローソク足はまだ未完成ですが、それでも直近2本のローソク足を見ただけでも大きな下落をしていることがわかります。これ月足ですからね。 ...
直近急上昇が続いていたユーロドル。 4時間足で三尊完成が見え始めたことで、急上昇の天井到達が見えてきました。 いつも通り長期足から順番に環境認識を行って今後の相場展開を考察します。 <長期足> 月足 長期で下降トレンドが継続中です。 赤の下降トレンドの内側に、さらに近年の下降の流れを形成している下降チャネルが存在します。 この部分を週足に降りて直近の動きを確認します。 週足 赤の下降チャネルは過去2週間の急上昇で一気に上抜けされたという局面です。 この上抜けの部分をさらに日足に降りて確認します。 ...
戻り売りポイントが見えてきたオージーカナダ。 マイナー通貨ペアであってもメジャー通貨ペア同様に長期足から環境認識を始める点は変わりません。 <長期足> 月足 2018年から下降トレンドであることがわかります。 週足 月足で引いた下降チャネルが週足でもはまっていることが確認できます。 大きな下降チャネルの中にさらに小さなサブチャネルが存在していることもわかります。 ...
これまで下降を続けてきたキウイドル。 ついに長期下降トレンドの大底に到達しました。 今後の相場展開について考察します。 <長期足> 月足 2014年6月から継続する長期下降トレンド。 直近2020年2月のローソク足が、2015年7月につけた最安値(青の水平線)に到達しました。 ...
ドルフランの相場分析です。 ここ最近上昇下落を繰り返し、方向感が定まらない相場が続いています。 こういう時は無理してエントリーポイントを探すよりも、明確なトレンドや相場の方向性が定まるまで待つのが得策です。 <長期足> 週足(マクロ) 上値を赤い水平線で抑えられながら、緑の上昇チャネルに沿った緩やかな上昇を形成しています。 週足(ミクロ) 週足の直近の動きを見ると、赤の下降チャネルに沿った下降の後に、緑の上昇チャネル下限を下抜け。 その後再度緑上昇チャネル内に戻ったと見せかけて、再度下落してチャネル外に突き出たという局面。 行き先を探してさまよっているかのように見えます。 2本の赤の水平線はここ1年間での最安値エリアです。 ...