(4901)富士フィルムホールディングス 週足 約3年にわたるトライアングルを上抜けしてきました。 しかも、拡大トライアングル(Y波動)という、やや珍しい形状で、しかも、3年の月日を経過してから上抜けてきました。 さて、どのような動きになるのかに注目しましょう。 ニュースでは「アビガン」という薬が話題になっています。 なぜなら、「アビガン」は新型コロナウイルスに対する治療効果が期待されているからです。 そして、その増産に向けて富士フィルムホールディングスは調達先を増やすと発表したからですね。 中国政府が3月にアビガンについて臨床研究で新型コロナに対する有効性を確認したと発表しています。 新型コロナウイルスの問題は早く解決してほしいですし、このようなニューズが出れば買われやすくなりますよね。 でも、チャートを見ると...
(NK2251!)日経225先物 4時間足 相場は収束と拡散が入り交じっています。 収束時間が終われば拡散してトレンドが生まれます。 そして、トレンドが終わらなくてもトレンドの途中に一時的に収束して、そして、また、拡散していきます。 このような表現をした方が伝わり易い方と、却って難しく感じるという方もいると思います。 では、違う表現をしましょう。 相場はトレンド(拡散)と中間波動(収束)が複雑に入り交じっているということです。 そのことを理解するとチャート分析の理解が深まると思います。 トレンドと中間波動が小さい足で起きており、それが、纏まって大きな足でもフラクタル的に起きています。 フラクタルとは、月足の構造も時間足の構造も似ているということです。 つまり、月足もトレンドと中間波動があり、時間足もトレンドと中間...
(IXIC)ナスダック 日足 移動平均線大循環分析の基本的な部分を見ていきましょう。 3本の移動平均線を使っています。 短期 中期 長期 3本の移動平均線を使うことで、エッジ(優位性)を浮き彫りにしてくれます。 移動平均線は買い方と売り方の平均的な買い値、売り値を示してくれます。 また、その方向性を示してくれます。 移動平均線よりも価格が上にあれば、買い方が優勢。 移動平均線よりも価格が下にあれば、売り方が優勢。 移動平均線が右肩上がりであれば、買い方が優勢。 移動平均線が右肩下がりであれば、売り方が優勢。 上記の2つ、移動平均線と価格の関係、移動平均線の傾きを、それぞれ短期、中期、長期と見ていきます。 そうすると、チャートを見ると買いにエッジがあるところと売りにエッジがあるところがはっきりと分かります。 この...
(3681)ブイキューブ 週足 新型コロナウイルスの世界的な影響により、社会の仕組みが大きく変わりそうです。 英国では酒造メーカーが消毒用のアルコールを作り始めているそうです。 様々な業種の方が多大な影響を受けているわけですが、一方で社会の仕組みの変化により上昇している企業もあります。 テレワーク時代にあった企業ということで買われていますが、個人的にはチャートの形状に関心があります。 2018年の前半に一度底打ちしたかのような動きを見せます。 そこから、ダメ押し的な下落によって大底を付けます。 そういう時には逆Cカーブ的な動きになることが多いですね。 そして、V字上昇となるかといえば、そうならずに二番底を付けます。 そこからやっと切り返していきます。 このようなパターンをよく見かけます。 現在、多くの銘...
(NK2251!)日経先物 日足 タートルズ流の考え方として取引量をマーケットの動きに合わせて調節するというのがあります。 そのマーケットの動きに合わせるという考えのもとになっているのが「ATR」です。 TradingViewを使っているトレーダーの皆さんは勉強熱心な方が多いので、ご存知の方も多いかもしれませんね。 では、ここで皆さんに質問です。 皆さんがトレードしている銘柄が、1日当たりどれくらいの値動きがあるかが直ぐに分かりますか? もし、直ぐに答えられないのであれば大問題です。 なぜ、大問題かといえば、それはご自身がその銘柄を取引するときにリスクを考えずにトレードしているからです。 トレードする銘柄が1日当たりどれくらいの値動きをしているかを把握することはトレードの準備としては最低限のことです。 本題...
(ES1!)S&P500ミニ先物 240分足 トレンド相場の途中に現れる中間波動 振り返るとトレンド相場だったのに、途中の一時的な切り返しに振り回されて獲れなかったということは良くある話です。 そのトレンド相場の途中に現れる中間波動のパターンを理解することで振り回されることを回避できるかもしれません。 色々とラインを引きましたがトレンド相場の途中に、トレンドの流れとは逆方向に三角形や平行な形ができます。 しかし、それは継続することなく、元のトレンドに戻ります。 これが、トレンド相場の途中に現れる中間波動です。 そういうことがよくあるということを理解すれば、トレンド相場も確りと狙えるようになるのではないでしょうか。
(4967)小林製薬 日足、週足、月足 「木を見て森を見ず」という言葉があります。 チャートでいえば、日足を見て月足を見ないというところでしょうか。 もしくは、5分足を見て4時間足を見ないというところでしょうか。 左側が日足チャートになり、右上が週足、右下が月足チャートになります。 チャートの形状が全く違うということをご理解頂けると思います。 日足で見ると、急落、急騰のような動きになっていますが、週足だともみ合い相場になっているように見えます。 これを月足で見ると、トレンド相場の調整局面のように見えます。 このように、木と森を見比べることで、大局の動き、直近の動きなどが見えてきます。 皆さんも、目先の動きだけを見るのではなく、大きな動きも確認してみましょう。 相場はフラクタル構造であるといわれます。 月足...
(EURUSD)ユーロドル 日足 相場は動きが小さい局面と動きが大きい局面が交錯しながら展開していきます。 ユーロドルは動きはそれほど大きくなく安定した下降相場となっていました。 そこから、価格が横ばいになり200日EMAを挟んでの推移となり、動きが大きくなってきました。 直近高値を更新し直近安値も更新する動きになりました。 今回のコロナショックの動きは強烈でしたが、波動的には「Y波動」のような展開になっています。 上昇、下降相場に移行するのか、もしくは、今度は動きが小さくなって収束する動きになるのかを見ていきましょう。 今回のように動きが大きくなってくると振り回されやすくなります。 よって、トレードするときのローソク足の種類を変更するという考え方も出てきます。 なぜなら、動きが大きくなるということは、1日...
(NK2251!)日経225先物 4時間足 日経225先物の動きを確認しましょう。 3月16日に底を付けました。 勿論、このときはまだ、そこが底とは決まっていません。 その後、切り返しが入り戻り高値を付けました。 そして、再び下落しましたが安値を割りませんでした。 いわゆる二番底という動きですね。 そこから再び切り返すわけですが、そのときに、戻り高値を超えて 1回ダマシが入りました。長い上ヒゲのところですね。 次に、再び高値を超えてきたところが変化の兆しであり仕掛けのポイントになります。 そこから、一気に上昇しましたが、それは、タマタマです。 この一連の変化の兆しを感じていたかどうかが重要です。 このような変化があってもダマシになることもあります。 今回のような局面もあります。 変化の兆しをチャートから探すこ...
世界の株価の比較 日足チャート (DJI)NYダウ (IXIC)ナスダック総合指数 (DEU30)DAX指数 (UKX)FTSE100 (日経225)日経平均 (0000)ジャスダック (MOS)マザーズ (SHCOMP)上海総合指数 世界の株価を比較すると右肩下がりの途中のような動きになっていますね。 仮に3波動の下降があるとすれば、未だ第1波のようにも見えます。 もちろん、第1波のなかに3波動が入っていて、ここで一気に底打ちするということもあるでしょう。 ただ、世界各国の景気はこれから本格的に後退していくであろうと思われます。 世界各国があらゆる金融政策を行っています。 それが、トレンド転換となるときと、下降トレンドの流れを減速させる動きがありますが、 今のところ後者の局面のようです。 世界の各都市が封鎖される...
(NK2251!) 日経225 1時間足 トレンド相場があります。 今回であれば下降相場でした。 1時間足を見ると、価格は横ばいになっています。 水平線を2本入れました。 このような動きをテクニカル的には中段保ち合いといい、私は「中間波動」として研究しています。 教科書的には、下降→中段保ち合い→下降、という流れが書かれています。 個人的には、同意できる部分もありますが、決め付けが一番よくないので、若干、ほんの少しだけ下抜けが優勢くらいに考えておきましょう。 下降の後に中段保ち合いが来たから下抜けとイコールで結びつけるのではなく、 下降の後に中段保ち合いが来た、だから下抜けがやや有利だが実際はどうなるのだろうという検証が重要なのです。 さて、日経225は小さな中間波動に入ってきました。 ここからの動きに注目していきましょう。
(COVID)新型肺炎 TradingViewでも新型肺炎の感染者数の推移や死亡者数を表示できるようですね。 他のサイトでも十分かもしれませんが、取り合えず表示できるとのことですので 使い方くらいは知っていても良いかもしれません。 ここからのテクニカルのポイント 「V」字回復のパターン・・強烈な上昇トレンドとなれば考えられる 「W」ボトムのパターン・・一時的に上昇しても再び売られる 「下落の途中」・・このまま下落するか、一時的に上昇しても再び強烈に売られて安値更新する ファンダメンタルズのポイント コロナウイルスの拡大の影響で世界の失業、倒産がどの程度広がるか コロナウイルスのワクチンなどが開発されるのか 実体経済の悪化と各国の経済支援の攻防となってきました。 ボラ(変動率)が高くなってきたのでチャンスですよね。 ...
(VIX) VIX指数 週足 別名、恐怖指数とも言われていますね。 アメリカのシカゴに、シカゴ・オプション取引所( CBOE...
(DXY)ドルインデックス 日足チャート 今回の新型肺炎の影響から世界同時株安となり、一時はドルが急落しました。 ドルインデックスの下げ幅を見れば、尋常ではない下げ幅であることがよく分かります。 しかし、そこからの急反騰が世界の情勢を如実に示しています。 世界同時株安の展開になってきており、世界の中央銀行が金融緩和に動き始めました。 個人的には日米欧の中銀が素晴らしい手腕を発揮しているとは感じませんが、量的緩和を強烈に行っていることは間違いありません。 これだけの状況になると、小さな国の通貨の価値は下がり易くなります。 やはり、「信用」が重要です。 そうすると、ドルが買われやすくなります。 このドルインデックスの動きが示しています。 さて、ここからの動きが重要になりますが、ボラ(変動率)が高くなったときは、 いつもよ...
(DJI)NYダウ 週足チャート 1年かけて上昇した上げ幅を僅か3週間で下げました。 暴落相場というか、大幅に下降する相場の特徴となっています。 2本の水平線とトレンドラインを2本入れるだけで、 チャートの変化がどこで起きているかが浮き彫りになります。 今回は2018年の安値を割ってきました。 ここで、気づくべき点があります。 それはどこかというと、2018年の安値をわったことで、2018年末からの上昇のサイクルが弱気型になったということです。 強気と弱気の分岐点とされる200週EMAも割ってきています。 物凄くシンプルな分析ですが、応用が効く考え方ですので皆さんも使っていきましょう。 週足ベースで弱気サイクルになってくるということは、大きな変化を示しています。 日々のチャート分析で、このような大きな変化になる...
(USDJPY)ドル円、(YM1!)ダウ先物 (XAUUSD)ゴールド、(US10Y)米10年債利回り それぞれ60分足チャートを表示しています。 ダウが1日で2000ドルの動きをするような激しいマーケットの時は、 トレード銘柄の動きが大きくなるので、焦点がその銘柄中心になりがちです。 ただ、このような時こそ、様々な銘柄の動きを確認する必要があります。 株式、為替、コモディティ、金利など複合的に見ることで、マーケットの変化を察知することができます。 大転換するときは、様々な銘柄が一気に転換します。 一つの銘柄だけの転換だけの時は、一過性になる場合があります。 更に、大きく相場が動き出したときには、大きな足と小さな足を交互に見るようにして、 「木も森も見る」ようにすることが大事ですね。 いま、マーケットが大混乱し...
(USDJPY)ドル円 週足 先月はトライアングルを上抜けてきましたが、サポレジ転換できずに反落しました。 今度は下値のトレンドラインを下抜けてきました。 今週の動きがトレンドラインを下抜けた状態となると底抜けとなる可能性が出てきます。 しかし、そのラインを更新したときに一過性で終わることもあります。 いわゆる、「ダマシのブレイクアウト」といわれます。 トレンドラインや水平線はサポート(支持線)となり、レジスタンス(抵抗線)となります。 そこで、そのラインを更新した時に「サポレジ転換」という サポートラインがレジスタンスラインになってくるとそのラインのブレイクが本物の可能性が高まります。 価格のブレイクが本物か、偽物かを意識することが重要です。 マーケットは新型肺炎の影響からリスク回避の動きが強くなってきています...
(YM1!)ダウ先物ミニ 120分足 新型肺炎の影響もあり、マーケットが急騰や急落を繰り返しており乱高下しています。 直近の高値と安値のところに2本の水平線(赤い点線)を入れています。 ここから安値を更新するのでれば、第2弾の大幅下落の動きがでてくると考えられます。 一方で、二番底を付けて上の赤い点線を超えてくるのであれば、一先ず目先の安値を付けた可能性が出てきます。 それが日足の動きで同様の展開になってくると底打ちの可能性が出てきます。 いえることは、大きく下落した相場は、「V」字回復で上昇するよりも、2回、3回安値を試してから底打ちすることが多いということです。 大きく下落している相場で、安いからと勝手に値ごろ感を持ってしまうと高値掴みとなることもあります。 「落ちてくるナイフは掴むな」という相場格言があり...