米国株はスタンダード&プアーズ社(S&P)とモルガン・スタンレー社(MSCI)によって作られたGICS(世界産業分類基準)と呼ばれる計11種類のセクターで構成されている。 最近よく「今後も原油高でエネルギーセクターが伸びるのでは」のような言い方を目にすると思う。 しかし、文字ではよく見るが本当に伸びているのか、もしくは実はもっといいセクターがあるのではないかなど、ふとした疑問をチャートで俯瞰できるものが見つけられなかったのでまとめてみた。 各セクターごとの指数もあるが、買えるものの方が良いだろうと思いバンガードセクター別ETFで代用することにした。 ※S&P...
■自分用メモ(分析は割愛) 世界一裕福な国と言われているルクセンブルクの株をまとめてみた。 裕福と言われるゆえんは一人当たりのGDPが世界一であることに由来している。 そんな国の株式はいかがなものかと興味があったので列挙した。 AGRO:アデコアグロ 農業 ARVL:アライバル バン・バス ASPS:アルティソース・ポートフォリオ・ソリューションズ 不動産サービス ATTO:アテント CRM・BPOサービス CAAP:コーポラシオン・アメリカ・エアポーツ 民間空港 CDRO:コデレ・オンライン・ルクセンブルク オンラインゲーム GLOB:グローバント ソフトウェア開発 MT:アルセロール・ミッタル 鉄鋼メーカー MTCN:アルセロール・ミッタル 鉄鋼メーカー MX:マグナチップ・セミコンダクター 半導体メーカー NEXA...
最近まで日経は7,8月ごろ上がるのではと予想していた。 その根拠はコロナショックの瞬間を除いて、直近高値からおおよそ38.2%下落の線で構成されるサポートラインに乗っていたことである。 これもそこそこな交点を持っていたので、この線に従えばもうじき反発するのではと思っていた。 しかし日経225をドルで表示したものがつい最近ダイバージェンスしていることに気づいた。 円表示のものではサポートラインにはみ出しが多いのが気になっていたのに対し、ドル表示の方ではコロナショック時も含めてより正確な交点を持っている。さらには2021年2月の反落は1989年の高値が綺麗に意識されすぎているように見える。 ここまで綺麗に点がそろっていると、やはり日本経済を動かしているのは日本人よりも海外の投資家なのだなとつくづく思う。 この結果より円表示より...
米国株の暴落がバブルの崩落という前提で復活する時期をケーススタディしてみた。 シナリオは過去から脈々と続くフィボナッチチャネルに基づいて3ケースを想定。 推定には ・第一次オイルショック ・ITバブル崩壊 ・リーマンショック(おまけ) 時のチャートパターンを参考にした。 過去の軌跡から以下のパターンが読み取れる。 ①暴落開始から底打ちまでに1.5~2年かかっている。 ②その際2本下のチャネルラインにぶつかるまで暴落している。 ③底値はおおよそ3年戻しぐらいのところで引ける水平線(ちょい下)くらいに来ている。 ※水平線はもみ合いが見られる価格帯でざっくり引いている。 ④底打ち後の復帰は5年程度かかっている。 ⑤もみ合っても0%のチャネルラインは下回らない(将来は不明) 総じて1チャネルあたりを突き抜けるのに1年、同価格に戻...
~自分用メモ記事(分析は割愛)~ 前回の記事でGDRベースで次に伸びる国の候補としてインドを挙げた。 そこでADR(米国預託証券)もあると述べたが、数えてみるとまだ8つしかなかったので後ですぐ見れるようメモとして列記しておく。 ※GDR(グローバル預託証券)を含めると23銘柄あったが、日本の証券会社での取り扱いはまだない模様。 ※ADRは現地国で上場した後に米国証券会社で買えるようにしたものであるため、直で米国上場したものはADRとは言わないらしい。 ■インドADR+直上場した企業一覧(USD対数表示) 〇ADR WNS:WNS・ホールディングス BPOサービス HDB:HDFC・バンク 銀行 RDY:ドクター・レディーズ・ラボラトリーズ ITサービス TTM:タタ・モーターズ 自動車メーカー INFY:インフォシス I...
先日米国の大暴落はバブルの崩壊なのかという記事を書いた。 その記事を書いた理由は、昨年末ギリギリまだ伸びていた時点で、米国株をそこそこな量を購入してしまい、現実を受け入れたくない執念で分析したためである。せっかく調べたなら自戒を込めて残しておこうと。 その記事では自らバブル崩壊と認める内容を記したが、ネガティブな話だけでは悲しいので自分への慰めのために別テーマでポジティブな分析もやってみたためここに記す。 「今後伸びる国はどこか」 GLOBAL NOTEというサイトで各国の名目GDP推移をcsvデータで無料ダウンロードできる。※その他は有料。 (その分析画像も見せたかったがTrading...
年初来から始まる米国株の大暴落がバブルの崩壊なのかどうかを種々の背景をもとに考えてみた。(2022年5月29日現在) 結論としては残念ながらバブルの崩壊であり、その低迷は長期化するいう予想になった。 分析の観点は以下の3点。 ①金利の影響 ②国力の影響 ■金利の影響 一番上の図はSP500を世界恐慌が起こった1930年ごろまでさかのぼったものを対数表示したものである。 チャネルの直線性が分かりやすくなるようフィボナッチチャネルを重ねてある。 その中に株価に影響を与えた各時々の出来事を記してある。 続いて2段目グラフは政策金利、米国10年債利回り、インフレ率を示し、 それらから名目金利からインフレ率を引いた実質金利(もどき)を算出したものが3段目の図である。 これらのグラフから分かることは、まずインフレを抑えるために始め...