ビットコインをはじめとする暗号資産は、じり安の状態が続いています。 欧州中央銀行(ECB)は14日、独自の中銀デジタル通貨(CBDC)であるデジタルユーロの発行に向け、本格的な準備を始めると発表しました。 日銀も今年4月、システム上でお金の発行とやり取りをする実証実験を始めたそうです。また、米連邦準備理事会(FRB)も論点整理した報告書を今夏にも公表する見込みです。さらに中国も22年までにCBDCを導入する方針だそうです。 こういった中央銀行によるデジタル通貨計画の進展、また、中国規制当局の取り締まりなどが、最近のビットコイン相場に打撃を与えているのでしょうか。 とてもまだ上昇の兆しは見えないようです(ただ、逆に意外と底堅いとも言える?)。 さて!? TradingViewでは同時に複数のチャート表示が可能て...
7/12(月)の週は、幾度か35000ドルを超える場面もありましたが、結局、7/16(金)に35000ドルを超えた最高値から、週の最安値へと下落して週を終えました。 今週7/19(月)からの週は、このまま下落するのでしょうか? 先週の相場が終了した時点では、この金曜日の下落分は週明けに回収してくると確信していましたが、この週末熟考し、簡単にそうとも言い切れないと思えてきました。いや、逆に警戒感すら感じています。 「ポジティブ思考は、マーケットでは害悪でしかない。マーケットで通用する唯一のことは、トレンドと同調することだけだ」というラリー・ウィリアムズさんの金言が頭から離れません。どちらに向かうのか、週明けはその見極めに注力したいと思います。 ■主な予定 7/19(月)--- 7/20(火)住宅着工件数 7/21(水)-...
膠着状態の続くビットコインです。 このレンジを上に抜けるのでしょうか? それとも、下に抜けるのでしょうか? 界隈ではビットコイン(暗号資産)の4年周期説を唱える人もいます。 これはマイニングにおける報酬が半分になってしまう半減期というタイミングが約4年に一回生じるためだそうです。詳しいことは知りませんが、チャートを確認すると、確かに半減期の後、ビットコインのチャートは上昇し、その後、なんらかの事件・イベントをきっかけに急落してきました。 具体的には、ビットコインの誕生から、2012年の半減期の翌年2013年はマウントゴックス事件、2016年の半減期の翌年2017年はコインチェック事件といった具合です。そして2020年の半減期の翌年となるのが今年2021年です。一時は60000ドル(700万円)を超えたビットコインです。...
先週(7/5の週)は、7/8(木)に34000ドル近くまで下げるも、翌7/9(金)にはあわや35000ドルに届く寸前まで上昇しました。 こういった突発的な急落と急騰というチャートアクションが、CTA(商品投資顧問:アルゴリズムによる自動取引プログラム)による影響なのかわかりませんが、大きく見れば堅調な相場の中で、これからもこういう動きは時折現れることでしょう。短期トレードでは、そこで狼狽すれば損失を拡大させることになりますが、逆にそこを上手に利用すれば、大きなチャンスともなるかもしれません。 引き続き、堅調な相場を予想しますが、テーパリングや早期利上げ観測(要人発言)、またバイデン政権による景気刺激策や増税案など、ファンダメンタルをチェックしつつ、日々のトレードでは、テクニカルで突発的な動きには、落ち着いて対応していたき...
中米のエルサルバドルでは、暗号資産ビットコインを法定通貨に採用しましたが、世界の潮流は規制強化です。中国も締め付けを強めています。 7月1日時点でのビットコインの総ハッシュレート(演算能力)は、ピーク時の半分以下になったそうですが、これは中国で多くのマイニングマシンがシャットダウンされたことの影響だそうです。 ただ今後、多くのマイナーが中国から海外に移転しマイニングが再稼働されたらハッシュは回復するという見方もあり、ひょっとしたらビットコインは押し目かもしれません。 さて?! TradingViewでは同時に複数のチャート表示が可能です。 ビットコイン(BTCUSD)、ビットコイン(BTCJPY)、イーサリアム(ETHUSD)、リップル(XRPUSD)、テスラ(TSLA)、ソフトバンクグループ(9984)、ゴー...
雇用統計の発表明けの週です。 ※7/5(月)は、4日独立記念日の振替で米祝日・休場です。 今週も引き続き、テーパリングや早期利上げ観測(要人発言)、またバイデン政権による景気刺激策や増税案などが注意されますが、7/2(金)雇用統計で、米雇用は85万人増で市場予想を上回ったにもかかわらず、少し前のように「強い経済指標→金融緩和修正の思惑→株安」とはなりませんでした。最近はテーパリング議論が織り込まれ、株は崩れないようになってきたといえます(または、独立記念日アノマリーか?!)。 そして、これからの時期は、「サマーラリー」アノマリーです。独立記念日(7月4日)からレーバーデー(9月第1週月曜日)までは株価が上昇しやすいとされています。 今週の予想ですが、今の勢いなら5月の高値35000を超える場面があってもおかしくないと思...
金融規制当局がビットコインなど暗号資産への包囲網を狭めているというニュースがありました。最近また暗号資産への風向きがネガティブな方向に向かっているような感じもします。 また、米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、暗号資産「ビットコイン」に関する7月のイベントで米ツイッターのジャック・ドーシーCEOと対談することで合意したというニュースもあり、こちらも注目です。 引き続き、ビットコイン(BTCUSD、BTCJPY)と8つのチャートを並べています。 週足で俯瞰して眺めてみましょう。 7月のビットコインは、ゆるやかかに40000ドルを目指しつつ、しかし、そこからさらに一段下を目指すように見えませんか? さて?! TradingViewでは同時に複数のチャート表示が可能です。 ビットコイン(BTCU...
先週は前週末の下げを受け、始まりの6/21(月)日本時間こそ33000を割ろうとしましたが、そこがまさに底となりその後は上昇、6/24(木)にはインフラ投資法案合意のニュースなどもあって、結局、株価全般上げ続けた一週間となりました。 今週で6月も終わり、いよいよ7月です。今週も引き続き、テーパリングや早期利上げ観測(要人発言)、またバイデン政権による景気刺激策や増税案などが注意されますが、一番の注目は、7/2(金)雇用統計となるでしょう。 アノマリー的には、例年7月は堅調のようです。これまでの流れからも、調整的な下げはあっても、もはや下がっていくイメージはありません。 ■主な予定 6/28(月)特になし 6/29(火)バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言(投票権あり) 6/30(水)ADP全国雇用者数 7/1(木)IS...
ビットコインをはじめとする暗号資産ですが、5月から下落したまま再浮上する気配はないものの、さらなる下落とまでは行っていない状況です。 しかし先週は、1日で35億分の1の価格に大暴落した暗号資産「TITAN」も話題となりました。 これから暗号資産はどうなるのでしょうか? 今後の展開を占う上で、何かヒントを探したいものです。 これまでビットコインとゴールド(XAUUSD)が逆相関と言われていましたが、6月のゴールド(XAUUSD)の下落を見ると、そうとも言い切れない気がします。 それではと、ビットコイン相関するチャートを探してみると、テスラ(TSLA)、ソフトバンクグループ(9984)が割と同じような動きをしているように見えます。さらに、4月に米ナスダック市場に上場したコインベース(COIN)のチャートも相関しているよう...
先週(6/14~)は、FOMC金融政策発表(6/16)で23年中のゼロ金利解除が示され、週後半からダウも大きく下落しました。 FOMCを消化し、米国の金融政策、インフレ懸念やテーパリング、早期利上げ観測への思惑が高まっている状況です。 今週(6/21~)は、そのFOMC明けとなります。今週はFOMCほどの注目度の高いイベントはありませんが、来週7月2日(金)には、米国の雇用統計の発表を控えています。 先週からの下落の勢いからも、今週は33000を一度は割る場面もあるのではないでしょうか? アノマリー的にも、6月21日の週は下がる可能性が高いようです。ただ界隈の雰囲気もあまりにも下目線なので逆に…という気もしないではありません。慎重にトレードしたいと思います ■主な予定 6/21(月)ブラード:セントルイス連銀総裁の発...
エルサルバドルでビットコインが法定通貨となったことで、他の途上国はこの流れに続くのでしょうか? ビットコイン(BTCUSD)は、この一か月程度、32000ドル~40000ドルで停滞しています。そろそろ、どちらかの方向かに向かう、今週あたりは分水嶺かもしれません。ま、なんとなくですが…一旦もう少し下まで見にいくような気配は感じます。 それにしても、株や為替、指数などの一般的な投資対象と違い、暗号資産というものは、その存在意義、それ自体が疑問視されるところが、怖さであり、逆に魅力でもあると思います。そんな暗号資産に対して、(小さな声で)頑張れといつも呟いているワタクシであります。 TradingViewでは同時に複数のチャート表示が可能です。 ビットコイン(BTCUSD)、ビットコイン(BTCJPY)、イーサリアム(...
ダウとSP500とナスのチャートを並べてをみると、先週はダウだけ下げているように見えます。 先週のダウに関しては、連日小動き。10日(木)CPI(物価)時に一瞬上がろうとしたもののすぐに下落、結局、一週間で500ドル程度下がっています。 ただ下げ続けたとはいえ、いまだ高値圏にはいて、5月の最高値にもう一度挑戦できそうな場所ではあります。 もう一度35100台の高値を目指すことはできるのでしょうか? それとも、このままズルズルと調整局面に入っていくのでしょうか? 今週の最大の注目は、6/16(水)米・FOMCとなっています。 ■主な予定 6/14(月)特になし 6/15(火)米・小売売上高、米・鉱工業生産指数 6/16(水)米・FOMC、パウエル会見 6/17(木)米・フィラデルフィア連銀景況指数 6/18(金)特に...
先週はイーロン・マスク氏のツイッターに翻弄されたビットコインでした。 またつい先日、エルサルバドルがビットコインを法定通貨の一つとして認めるというニュースに暗号通貨界隈が盛り上がってもいるようです。 チャートのカタチをみると、そろそろまた上がってもいい形状ような気もしますが、逆に下に突き抜けそうな気もします。しかし結局、まだ眺めて方が安全だと思います。さて? TradingViewでは同時に複数のチャート表示が可能です。 ビットコイン(BTCUSD)、ビットコイン(BTCJPY)、イーサリアム(ETHUSD)、リップル(XRPUSD)、コインベース(COIN)、メキシコペソ/円(MXNJPY)、テスラ(TSLA)、ドージコイン(DOGEUSD)の8つのチャート(日足)を同時に表示させてみました。 ※無料プラン1...
米雇用統計(6/4)は市場予想をやや下回ったものの、インフレ懸念後退、緩和の長期化期待で、株式市場に安心感を与えました。ダウも再び高値を目指し上昇して週末を迎えています。 6月は下落(調整)目線で考えていましたが、とりあえず?一旦?ひょっとしたら?もう一度高値更新もあり得るのではないかという気もしてきました。今週のどこかでまた35100台も見れるのでは? ■主な予定 6/7(月)特になし 6/8(火)貿易収支、3年債入札 6/9(水)10年債入札 6/10(木)消費者物価指数(CPI)、新規失業保険申請件数、30年債入札 6/11(金)ミシガン大学消費者信頼感指数、G7・首脳会談(~13日) TradingViewでは同時に複数のチャート表示が可能です。 NYダウ(US30)、S&P500、ナスダック(US...
相変わらず暗号資産は下落を続けています。基本的に、しばらく暗号資産は様子見した方がお利口さんのような気がします。 ビットコインを俯瞰すると、2017年の最初のバブル時に2万ドル(200万円)を超えた後に、4000ドル(40万円)と5分の1まで下落しました(※数字はざっくりです)。 もしチャートがフラクタルに動くのなら、2021年は6万ドル(600万円)を超えて上昇したので、今回も5分の1まで下落するなら、1万2000ドル(120万円)まで下がることになります(※数字はざっくりです)。 さすがにそこまで行くかは疑問ですが、個人的には、2万ドル(200万円)くらいまでは行っても驚きません。さて?! TradingViewでは同時に複数のチャート表示が可能です。 ビットコイン(BTCUSD)、ビットコイン(BTCJP...
セルインメイは株価のまだ高いうちに売ってけという意味に解釈していますが、5月は10日に一度35000台と高値更新し、一旦下がりましたが、その後はじわりと上昇、月末は再度高値に向かう雰囲気で終わったかと思います。 さて、今週5/31(月)は米英休場ですので、実質6/1(火)からのスタートです。 統計的には、6月は下がることが多いらしいですが、5月後半の流れから6月1週目から下がるイメージはありません。 今週は、6/4(金)雇用統計というイベントを控えています。前回は100万人近い雇用増の予想が26万人増にとどまりサプライズでしたが、今回はどうなるでしょうか? 週の前半は前週からの流れでわりと上目線、しかし、週中からは金曜日の雇用統計に向け、フラットな目線に戻してトレードをしたいと考えています。 ■主な予定 5/31(月...
ビットコインのみならず、イーサリアムも下がっています。 中国の劉鶴副首相が「暗号資産のマイニングや取引を取り締まる」と声明を出したことも下落要因のようです。 ビットコインもそろそろチャンスかとも思っていましたが、まだまだ危険のようです。 すでにかなり下がっている状況ですが、さらなる下落の警戒も必要かもしれません。 ただそういう時こそ、狙いたい気もするし、長期でみればまだまだ…と思いたいのは僕だけでしょうか? あえて、月足という視点でチャートを並べてみました!! TradingViewでは同時に複数のチャート表示が可能です。 ビットコイン(BTCUSD)、ビットコイン(BTCJPY)、イーサリアム(ETHUSD)、リップル(XRPUSD)、コインベース(COIN)、ライオットブロックチェーン(RIOT)、テスラ(...
5月のダウは、10日の35100付近までの上昇(最高値)から13日の33400付近(最安値)まで急落、その後はなんとか34000台を維持しているといったところです(1700ドル幅)。 先週も、週中に34000台を割って下がる局面(暗号資産の急落の影響も?)もありましたが、木曜日・金曜日と持ち直して、34000台を維持して終わっています。 基本的には、アメリカはワクチン接種も完了しつつあり、日常が戻りつつあるようですので、引き続き、ゆるやかな上昇のイメージではあります。 しかしながら、米長期金利上昇、インフレ懸念、テーパリング、リスク資産(ビットコインなど)の急落、またセルインメイという季節要因…これからも調整場面は続くと思われます。さらに、当然ですが、これ以上の緩和はないと思いますので、上昇のイメージとはいえ、急上昇す...