BITSTAMP:BTCUSD   ビットコイン/米ドル
ファンドのポジション動向分ですが、先週は33943ドルで大口ロング+1039枚、ショート-102枚、小口はロング+13枚、ショート-514枚となっており、ショートのロスカットを行い、ロングを大幅に増加させているため買いに対して強気に転じている様子。大口のロング平均が28799ドル、ショート平均が27956ドル、小口のロング平均が28585ドル、ショート平均が27579ドル。大口はロングを大幅に増加させていますが、過去と比べるとロングが積み上がりすぎの水準でショートはほぼなくなっているのでロスカットを行った様子。大口はショートをほとんど保有していないので、ショートの平均建値まできても買い戻しの効果はあまりないでしょう。

小口はロング若干増加、ショート大幅に減少となっており、小口はまだ買いに対してそこまで強気にはなっていない。ショートはまだ結構保有しているので、小口ショート平均建値まで下落してくると買い戻しが起こりサポートが入りやすい。ETHの大口はロングやや増加、ショート減少ですがショートはまだそれなりに積まれたままなので下落すればショートの買い戻しによりサポートが入りやすいのでは。

乖離指標をみると戦争による有事のビットコイン買いが意識されているため強気の売りとは言えないものの、買われすぎ感はあるので高値掴みには注意で買いを検討するのであれば、ある程度の調整を待ってからということになります。

テクニカル的に見ると、現在はエリオット1,2,3波目形成中に見えるため、このまま3波が続くか、それともここから4波調整となってもう一段上昇する可能性があり、その場合のターゲットは36220~37675ドルとなりそうです。33943ドルでは大口ファンドが大量にロングを積んでいるので、ここより上を維持している間はファンド勢も強気を維持しやすく、逆にここを下抜けるとレジスタンスに。

現状は、33125~34010ドルでの買いの検討もありですが、買われすぎ感が出ているため、30840~32140ドルくらいまで引き付けたほうが無難かもしれません。

ビットコインは比較的新しい通貨であり戦争にどれだけ影響を受けるのか不明確な部分があるものの、金利の高止まりや様々な指標に対して買われすぎ感が出ていることから現段階では36220~37675ドルより上を積極的に追いかけていくことに対してはまだ強気にはなれません。ここを上抜けたとしても恐らく今年は39180~41470ドルが限界ではないかと考えています。

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