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本日6月2日雇用統計前のドル円展望

OANDA:USDJPY   米ドル/円
先月5月の月足は上下に髭を付けた陽線で確定しました。
上髭は月末調整リバランスから始まり、6月に入ってからFRB当局からの発言で今月の利上げ一服感が見込まれドル安に転換した分で出来たもの。それから更に落ちて、短中期で現在も下落中ですね。
週足は現在陰線で、今週が今日で最終日。先週の足の陽線を包む形まで下落し確定するのか、またはしないのか、はたまた陽転するのか?今は全く分かりません。
日足は4日連続陰線が続いています。週初めにさらなる高値更新を予想していたのですがそれも一瞬の髭で終わり、押し目かと思いきや中期レベルで下降転換し、現在に至ります。
このまま下落が続くとすれば、今日の米指標ではどちらに動くにせよ大きな値動きが想定されるので、以前から効いている日足のサポートである日足20SMAと、その付近にあるよく意識されることの多い相場会のレジェンド日足200SMA様(200日移動平均線)が有ります。この辺りまでの下落と反応が気になる所です。
上昇するにもここ迄落ちてくるとそれなりの底固めをしてからじゃないと上昇に再転換するのは難しく、最低でも1時間足で完全に上昇転換しない限りは今のドル円でロングは無理がある。
仮に今日の指標で上昇しても恐らく下がスカスカの状態では、お決りの【全戻し】…またJOLTSの時の二の舞が容易に想像できる。

ではどうトレード戦略を立てていけばいいのか私なりに再考察してみた。

ここから4時間足を見てほしい。
先ずは、昨日の下落と今の段階で4時間足実体レベルでは、前回の上昇の波の中の4時間足戻り高値である138.736から引ける水平ラインの価格でサポートされている。ここから下の範囲が、前回の押し安値137.424までの範囲でレンジ相場だった所です。(中期のレンジ範囲、レジサポ帯とみている)
今は、このレンジ上限ライン付近の138円後半レベルで揉み合っており、又1時間足以下の下位足は髭として表示されているのが分かると思う。
今の所これがサポートとして働いているので、このまま今日1日ないし雇用統計後の4時間足が確定する22:00までの間に今の水準以上で確定できそうなら、ロングが可能なのでは?と考えている。
だが、先ほど言った日足20SMAや200SMAまでを下落余地と考えると、この【幅広なレンジの中全てが1つのサポート帯】
として見る必要が有るので、いまここからのロングは総合的に見てもは得策ではないし、リスクリワードが悪すぎる。
だから敢えて今日ロングを新規エントリーする必要はないが、もし今後の動きを見て、今週又は週明けまでにこのレンジ内で下位足の上昇転換がはっきりと表れれば、またスイングロングするチャンスが到来するかもしれないと思っている。
じゃあショートをするかと言えばそれもまた微妙な位置だ。(短期のデイトレに絞ってみれば有りかもしれないが、私なら敢えてここでリスクを取る必要も無いかなと思う)

1時間足チャートでは今言った事を全て考慮した結果考えたシナリオを4つほど用意してみた。(本当はまだあるが絞って4つ)
先ず白矢印は、1時間足レベルでこの辺りから今日中に上昇転換していくイメージ。
赤矢印は、いまの下降トレンドが継続していくイメージ。
紫矢印は、NYタイム迄平行線で、雇用統計を機に一気に安値を更新、下落継続のイメージ。
青矢印は、同じく平行線で、雇用統計に爆上げからの、一旦戻るがそれから底値を固めていくイメージ
今の段階ではここまでのシナリオ作成が限界ですが、雇用統計発表次第で今の予想が全て変更、調整していく可能性は十分有ります。しっかり観察してから来週以降に良いトレードが出来るよう整えていきたいですね。

ここからは余談ですが、今日21:30のアメリカ雇用統計。
いつにも増して今回はその結果を受けての今後のドル円の方向性に来週以降のトレード目線の決定要素として着目されることでしょう。
6月はFOMCの開催が予定されており、今回の雇用統計の結果が今後の利上げについて大きく影響することは必至です。
債務上限問題は先日「上限停止」となり下院で可決しひとまず解決しました。
これでアメリカが新規国債を更に発行することができるわけだが、その購入資金の出所がどういう経緯でどこから来るのかという点が今後注視される。
考えすぎかもしれないが例えば、普通なら問題ではないのだが、銀行預金からの投資家達による国債購入が有ったとして、その資金流入がもたらす銀行からの流出「銀行の準備金の減少」になることが以前から問題視されている銀行破綻問題のせいでそれを意識させるような金融不安を再燃させてしまうのはないか?という懸念から流動性の低下、つまりは閑散相場=値が短期的に飛びやすい(急激な乱高下が起こりやすい)、取引がしずらい相場になっていく可能性も否めない。
まぁとは言え、、、私たち一般人にできることは何もなく、ただいつも通り相場を環境認識しながらトレードするしかないのですけどね。




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