ギリアド社とLEOファーマ社、炎症性疾患のプログラム開発で提携
ギリアド・サイエンシズ GILDは土曜日、デンマークのLEOファーマと炎症性疾患患者の治療 プログラム開発に関する提携を結んだと発表した。
デンマークのLEOファーマ社は、ギリアド社から2億5000万ドルの契約一時金を含む 最大 17億ドルの支払いを受ける権利を持つ。
その見返りとして、 ギリアド社は低分子の経口STAT6((signal transducer and activator of transcription 6))プログラムの開発、製造、商品化に関するグローバルな権利を持つことになる。
STAT6を標的とすることは、アトピー性皮膚炎、喘息、COPDの ような 炎症性疾患患者の幅広い集団を治療する可能性を前臨床的に示して いる、と声明は述べている。
LEOファーマは、STAT6外用剤の売上高に応じて、1桁台後半から10桁台半ばまでの段階的ロイヤルティを受け取る可能性がある。
この取引により、ギリアド社のGAAPおよび非GAAPベースの2025年の1株当たり利益は約0.15~0.17ドル減少すると予想される。
ギリアド・サイエンシズの研究担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントであるフラビウス・マーティンは、「LEOファーマと提携することで、STAT6経路の可能性を追求し、慢性炎症性疾患に 苦しむ患者に経口剤の選択肢を提供したいと考えています」と述べた。