タイソン・フーズ、売上高減少でも四半期利益予想を上回る
タイソン・フーズ TSNは月曜日、コスト削減のために一部の鶏肉加工工場を閉鎖した効果が出始め、第2四半期の利益がウォール街の予想を上回った。
米国最大の食肉会社である同社は、コスト削減のため、昨年初めから6つの鶏肉工場を閉鎖し、従業員を解雇し、豚肉工場を閉鎖する計画を発表した。
その結果、LSEGのデータに基づくアナリストの平均予想39セントに対し、第2四半期の調整後1株当たり利益は62セントとなった。
しかし、タイソンはここ数四半期、需要の鈍化に悩まされている。食品価格と借入コストが依然として高い中、価格に敏感な顧客が高価な買い物を控え、手頃な価格の選択肢を探しているためだ。
タイソンの第2四半期の純売上高は、予想131.6億ドルに対し0.5%減の130.7億ドルだった。
2023年に供給過剰に苦しんだ鶏肉部門の売上高は、価格が2.1%下落したにもかかわらず、同四半期には8.3%減少した。数量は6.1%減少した。
一方、同社最大の牛肉部門の販売量は5四半期ぶりに増加し、2.8%の伸びを記録した。豚肉部門の数量も2.9%増加した。
タイソンの牛肉事業の営業利益率は0.7%低下した。同事業は昨年来、米国産牛の供給制限に悩まされてきた。
ボールパークホットドッグのメーカーであるタイソンは、2024年度の総売上高が前年度の528億8000万ドルから横ばいになると引き続き予想していると述べた。