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インドのインフォシス、ライバルのコグニザントを反競争的行為で非難

インドのインフォシス INFY1!は21日、ライバルのコグニザント CTSHに対し、米国を拠点とする同社が反競争的慣行に関与し、主要幹部を引き抜いたとして、テキサス州の連邦裁判所に反訴状を提出した。

インド第2位のソフトウェア会社であるコグニザント社は、顧客が競合他社にITサービス業務を発注するのを阻止する契約条項や、同社ソフトウェアのトレーニングを拒否するなどの反競争的慣行があると非難した。

また、ベンガルールに本社を置くコグニザントは、2023年にS Ravi Kumar氏をCEOに任命するなど、主要な上級幹部を標的として採用し、Infosys Helixと呼ばれる競合ソフトウェア製品の開発を遅らせたという。

コグニザントは、いかなる疑惑にも断固とした態度で対処すると述べた。「コグニザントは競争を奨励しているが、インフォシスが行ったように、競合他社がコグニザントのIPを利用して不当に競争することはできない」と同社は声明で述べた。

インフォシスは、ロイターのコメント要請に即座に応じなかった。

今回の反訴は、コグニザントの子会社であるTriZetto(AXPAST.UL) が昨年8月、インドのハイテク大手であるインフォシスが同社の医療保険ソフトウェアに関する企業秘密を盗んだとして、 (link) インフォシスを提訴した後に行われた。

TriZetto社のFacetsとQNXTは、医療保険会社が管理業務を自動化するために使用している。

ニュージャージー州ティーネックに本社を置く同社は訴状の中で、インフォシス社がトライゼット社のソフトウェアを悪用して「ファセット用テストケース」を作成し、トライゼット社のデータをインフォシス社の製品に不適切に再パッケージしたと述べている。

インフォシスは、損害賠償額の3倍、および弁護士費用と訴訟関連費用を求めている。損害賠償額については、今回の申請では明らかにされていない。

この訴訟は、コグニザント・トリゼット・ソフトウェア・グループ対インフォシス(テキサス州北部地区連邦地方裁判所、No.3:24-cv-02158-X)である。

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